【銀魂】小さなお侍さん

第１０話『食堂』 ページ11

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結局部屋に誰かが入ってくることもなく、夜は過ぎた。


......ちぇ、ちょっとやってみたかったんですけどね。し○かちゃんの真似。



布団を押し入れに片して、着物を着てから部屋を出た。

ん？あれ土方さんでしょうか。



『おはようございます。早いんですね』

「ん？ああ......って早くないからね！？今10時半だから！！」



......早いじゃないですか。

私が前に居たところでは兄妹全員13時起きでしたよ？




『朝ごはんとかって何処で食べるんですかー？』

「そーいや教えてなかったな。ついてこい。食堂はこっちだ」



なんだかんだ優しいですよね。土方さん。




食堂はもうほとんど誰もいなくて、広さが妙に目立っていた。


結構大きいんですね。


あ、料理は隊士がやってるんですか。もしかして家事全部隊士さんたちがやってるんですかね。

わー大変。絶対に手伝いたくないですけど。



よくある食堂のおばちゃんとかじゃないんですね。



「メニューはあっちで選べるから、担当の隊士に挨拶がてら注文してみろ。席は自由だからな」



そういって土方さんは出ていった。

ふむ。挨拶がてら、ですか。



『すみませーん』

「ん？あれ、何で子供がいるんだ？」



ふっふっふ。聞いて驚くがいいです。



『捕まりました』

「何したの！？」



......どうやら言い方が少し間違っていたらしいです。

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