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笛の音が鳴り、ホグワーツ特急がゆっくりと動き出す。
最後尾の席を取った為か、コパートメントにはカトレアしかいなかった。
ハリー達のように素敵な出会いを期待していなかった訳では無いが、ここで変に純血主義の人達と会って揉めるよりかは1人でゆっくり好きな本を読んでいた方がいいだろうとカトレアは思っていた。
本を開いたまま過ぎ去る外の景色を眺めていた時、コパートメントの扉が開き、白髪の髪にアースアイの瞳をもつ少年が顔を覗かせた。
先程、駅のホームで話していたルーカス・フォーリーにアシェルと呼ばれていた少年だった。
『あら、あなたさっきの...』
「おや、君はさっきの...」
2人の声がピッタリと揃い、どちらともなくクスクスと笑う。
『ｺﾎﾝ 私、カトレア・エバンズと申します』
「ご丁寧にどうも、僕はアシェル・フォーリーです。以後お見知りおきを」
どこぞの貴族のような挨拶をした2人は会って数分もしないと言うのに、まるで親友と話しているかのような感覚に陥っていた。
それもそのはず、フォーリー家は聖28一族の中でも
『良かったら座ってください、Mr.フォーリー』
「ありがとう。それから、僕のことはアシェルと呼んで欲しい」
『あら、なら私のこともカトレアと呼んでちょうだい』
ポンポンと流れるように会話する2人は、まるでハリーとロンのように、否それ以上に見えた。
『そういえばアシェル、貴方は他の方々と一緒にいなくても良かったの？』
「ああ...あそこは肩がこるんだよ。純血純血って、自分の血筋を自慢して何が楽しいのか」
アシェルはシリウスと同じように純血であることを疎ましがっている
でも、だからこそマグル生まれであるカトレアにとってありがたかった。
「...ごめん、君にとって気持ちいい話じゃないね」
『...私はマグル生まれだから本で読んだことしかないけれど、マグル生まれと純血主義の人達の諍いは少しなら知っているわ。まだ貴方と貴方のお父様以外の方と会ってすらいないけれど、私は最初に会った純血の人が貴方たちで良かったと心から思うわ』
『これからも、仲良くしてくれるかしら？』
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雅 - とても面白いですっ！！物語が丁寧だし読みやすい…更新頑張ってください！！ (2月6日 22時) (
レス) @page8 id: cc7c78e963 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ものすごく面白いです！！更新頑張ってください！ (2021年11月29日 19時) (レス) @page45 id: a84d0456a3 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 蒼月さん» はい！私のイメージだとそうです！！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 宵桜の館さん» なるほど!! 例えば、夢主の近くにいる不死鳥をフォークスのような紅だとしたら、夢主のアニメーガスはONEPIECEのマルコのような蒼＿とかで合ってますか？ (2021年9月26日 12時) (レス) id: 1cda098b14 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませてもらっています！不死鳥は、色を変えてみては如何でしょうか？あくまで個人の意見ですし、蒼月さんの考えに添えているか分かりませんが．．． (2021年9月26日 12時) (レス) @page43 id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2021年5月20日 21時
