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「あ...ありがとう!!」

ソフィアは、天使のようなカトレアを見て頬を赤く染める。

『どういたしまして』

そうカトレアが答えた時、最後の新入生の名前が呼ばれ、ソフィアにハンカチを渡してオリビアの元に戻った。

オリビアはプライドが高い。

カトレアのように上手く隠すこともしない。

鈍臭い人も、オドオドしてる人も嫌いで、友達になるなんて以ての外だった。

自分が認めない人は意地でも認めない。

だからこそ、自分が認めた友人が自分の嫌いなタイプに優しくするのが気に入らなかった。


最後の新入生がハッフルパフに組み分けされ、教員席の中央に座ったダンブルドアが立ち上がる。

「おめでとう!!ホグワーツの新入生、おめでとう!!

歓迎会をはじめる前に、二言、三言、言わせていただきたい。

そーれ、わっしょい、こらしょい、どっこいしょ!!」

ダンブルドアが席につき、新入生は兎も角、上級生たちは皆立ち上がって拍手を送る。

「あんな人が最も偉大な魔法使いだなんて...」
『あら、ユーモアがあっていいと思うわ。それに優れた人物というのはどこか狂ってる部分があるって言うじゃない』

ハァ...とため息をつくオリビアに、カトレアは パチンッとウインクを決めながら言う。

「へぇ...じゃあカトレアも何処か狂ってるんだ」

ニヤッ と笑うオリビアに、カトレアは驚いたように瞬きをする。

『私は貴方が思うよりも優れてなんかいないわ』
「ふふ どーだか」


気づけば目の前にあった空の大皿が全て、料理で埋め尽くされていた。

『さあ、食べましょう?』
「ん、そーだね」

いくつもの種類の食べ物が並び、手の届かない場所にある物の方が多かった。

「カトレア、そんだけで足りるの?」
『ええ、私はあまり多く食べられないから。オリビアは沢山食べるのね』
「私 燃費悪いんだよね」

カトレアの皿にちょこんと乗った少量の料理を見たオリビアが聞くが、逆にオリビア程食べられる女子はそういないだろう。

山ほど乗った料理が、素早くそれでも綺麗にオリビアの口に吸い込まれていく。


皆が料理に満足しだした頃、食べ物が消えて代わりにデザートが現れる。

「うわ、美味しそう...」

腹に料理を詰め込みすぎた1年生達がお腹を擦りながら恨めしそうにデザートを見やる中、まだまだ余裕があるオリビアが ポツリ と零した。

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- とても面白いですっ!!物語が丁寧だし読みやすい…更新頑張ってください!! (2月6日 22時) (レス) @page8 id: cc7c78e963 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ものすごく面白いです!!更新頑張ってください! (2021年11月29日 19時) (レス) @page45 id: a84d0456a3 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 蒼月さん» はい!私のイメージだとそうです!! (2021年9月27日 10時) (レス) id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 宵桜の館さん» なるほど!! 例えば、夢主の近くにいる不死鳥をフォークスのような紅だとしたら、夢主のアニメーガスはONEPIECEのマルコのような蒼_とかで合ってますか? (2021年9月26日 12時) (レス) id: 1cda098b14 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませてもらっています!不死鳥は、色を変えてみては如何でしょうか?あくまで個人の意見ですし、蒼月さんの考えに添えているか分かりませんが... (2021年9月26日 12時) (レス) @page43 id: b0c551b146 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2021年5月20日 21時

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