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「カトレアちゃん、この中だったらどれが良いかなぁ」
図書館で読書に勤しむカトレアの前に、ソフィアが数十冊の本をズラリと並べる。
そのどれもが魔法薬学についての本で、ど何かれから借りるべきか決めあぐねているらしい。
「本当は全部読みたいけど課題もあるしこんなに一気には読めないから…」
ソフィアは魔法薬学やそれに連なる薬草学はカトレアやアシェルに届くほど得意だが、その他の教科はそれほどでもない。
寧ろ変身術なんかは落第寸前ともいえる程。
魔法薬学のスラグホーンはホクホクだが、対して変身術のマクゴナガルはヘトヘトだ。
「そうね、この“初級魔法薬学における応用と変革”は面白いと思うわ。ホグワーツでも低学年のうちに学ぶ薬についても、応用や今とは違う作り方もたくさん載っているもの」
「ありがとう、カトレアちゃん！とりあえず今回はこの本を借りることにするわ！」
課題もカトレアの手を借りて何とか終わらせ、魔法薬学の本も借りられたソフィアは生き生きとしている。
その様子を微笑ましく思いながら、カトレアも丁度読み終わった本を閉じて席を立つ。
「私も次の本を借りて帰るから少し待っていてちょうだい」
「うん。私も借りない本を返してくるね」
「あ、オリビアちゃんも練習してる」
寮へ帰る途中、窓からグリフィンドールの選手たちがクィディッチの練習をしているのが見えた。
来年から選手になる事が決まっているオリビアは見学していたり、今日みたいに学校の箒を借りて練習に参加することもあるようだ。
「このまま勝ち進めればいいのだけれどね」
「そうだね」
寮対抗クィディッチ杯は今もなお苛烈を極めている。
グリフィンドール対レイブンクローは二週間と三日もの間続き、漸くグリフィンドールのシーカーがスニッチを掴んだので勝利を掴んだ。
この試合時間の間にグリフィンドール選手が一人、レイブンクロー選手も一人行方不明になり、怪我人も多数出た程。
ちなみにだがグリフィンドールの行方不明選手は試合の一週間後、レイブンクローの行方不明選手は一昨日見つかったばかりだ。
「おぅ！！これはこれはグリフィンドールのチビッ子ソフィアじゃねーか！！」
鈴飾りのついた帽子を被り、オレンジの蝶ネクタイを着けた小太りの男がふわふわと宙に浮いている。
ホグワーツ城に住み着くポルターガイストのピーブスだ。
「ピ、ピーブス…」
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蒼月(プロフ) - 光さん» 更新遅くなって申し訳ないです。書きたい欲があるうちに書けるだけ書きます！！ (7月1日 22時) (
レス) id: 0e64f68eac (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 更新嬉しいです！！今回のお話も良かったです。続きも気になります！ (7月1日 20時) (レス) @page13 id: c03f77c018 (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - すごくよかったです！続き楽しみにしています！ (6月22日 19時) (レス) @page26 id: 5b3ee7c267 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - あいさん» もちろん良いですよ！！というか、ありがとうございます！！ (2022年6月3日 6時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 蒼月さん» 自分のペースで頑張ってください！！ 友達にもオススメしても良いですか？？ 友達めっちゃハリポタ好きでwww (2022年6月3日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2022年5月22日 1時
