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34勝 ページ36

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第一体育館。バスケ部が使用する帝光中で最も大きな体育館_通称一軍体育館。そこで練習するのは、数多くの部員たちの中で勝利に貢献できると証明できた者だけである。



「失礼します。黒.子テツヤ君連れてきました」

さつきに連れられた黒.子は、バスケ部ならば誰もが憧れる場所に足を踏み入れた。


三軍体育館とは比べ物にならない程大きく、綺麗な一軍体育館。

「おっ ついに来たな!テツ!」
「やあ…待ってたよ」

嬉しそうに笑う青.峰を代表に、一軍選手が黒.子を招き入れる。




全中常連の帝光バスケ部。一癖も2癖もある一軍の選手が織り成すのは、勝利への快進○。


「ようこそ 帝光バスケ部一軍へ」

そして肝に銘じろ。今この瞬間からお前の使命はただ1つ、勝つことだ。



百戦百勝

〚百戦百勝〛どんな戦いにも、戦えば必ず勝つこと。


横断幕に恥じない戦いを、敗北は許されない。ここで戦い続けたいのなら勝ち続けろ。勝利に貢献し続けろ。




念願の一軍。そこに入れたのは、自身の努力もあるが、赤.司やルナのヒントがなければ到底奴無理だっただろう。

「あの…五十風さんはいらっしゃらないんですか?」

お礼がしたい。だが、どこを見てもあの美しい銀髪は見えない。

「ルナさんなら今日は生徒会だぞ」
「生徒会、ですか…」
「そ、あの人メチャクチャ忙しいから。部活来れない日もあるぜ」

そうですか…と肩を落とす黒.子に、青.峰は笑っていつか会えるさと慰める。




「うぃーす」

体育館に入ってきたのは、灰崎祥吾。遅刻だと注意をする赤.司に対してもヘラヘラ笑う。

「ちぇ またルナいねーのかよ」

サッと辺りを見渡してルナがいないことに気づいた灰崎は、口をとがらせて落胆する。遅刻、サボり、喧嘩、女遊びと問題ばかりの灰崎だが、ルナには異様に懐いており、基本的にルナの言うことなら聞く。

その事に(ルナの言うことを聞くだけで、他には反抗的なこと)イラッとする虹村だが、今重要なのはそこじゃない。

「ルナ”さん”だ!!」
「いっでー!!!!」

虹村はゴツンッと音がするほど強く灰崎の頭を殴る。それなりに上下関係が厳しいバスケ部に所属している限り、常日頃から先輩にはさん付けしろ、敬語を使えと言っているが、そんなことを聞き入れるような灰崎ではない。

「それから 「あいてっ」

殴られた拍子にふらつき、灰崎は黒.子にぶつかる。今日から一軍に入ったという黒.子に うげぇ と灰崎は顔を顰めた。


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蒼月(プロフ) - ゆうらさん» ええっ!?本当ですか?すごく嬉しいです!!これからも更新頑張ります!!! (2022年1月20日 23時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - 凄い心地よいくらいに黒バスと819の世界観が合わさっててキャラが出てくるたびにワクワクします!最高です!!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page27 id: d387b9f66a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張ってください (2021年5月9日 8時) (レス) id: 31ff0c2e3c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蒼月さん» そうなんですか!ちょっと安心しましたw頑張ってください! (2021年4月5日 4時) (レス) id: 0a298b7efe (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 泉さん» 今のところ深雪ちゃんとくっつける予定はないです!!(多分)個人的には、ルナとくっつけるとしたら、今出てきてる人の中では青峰か佐久早になりそうです!!今後も応援よろしくお願いします! (2021年4月5日 4時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2021年3月18日 16時

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