争 奪 愛 1st

struggle34 ページ34

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結局あれから学校をさぼってしまった







それは昨日の屋上での出来事







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生徒会室を出て屋上にやって来た私






そして後を付けてきたかのように田中も一緒






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あ「田中って変わってるよね


私と関わったって何もないのに」







樹「そうだね、俺って変わり者



…なんて自分で言うと思った？」








子供っぽい笑顔をみせた田中








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樹「Aと一緒にいるかどうかは俺自身が決めることだし





それに俺、Aといるの楽しいよ？」








思ってもいなかった田中の返答







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あ「え？」








樹「だーかーら、俺はすきでAといるの」







“おわかり？”と田中の手が頭にポンポンと触れた







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樹「てかさ、いい加減樹って呼んでよ


もう田中って呼ばれるの飽きちゃった」








あ「じゅ、り…？」









樹「ちゃんと言えるじゃん、A」






ーー






まぁこんなことがあって次の日を迎えた







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田中と…ちがうな


樹と合わせる顔がない






.








しかし教室に入っても樹の姿はなく





SHR開始の予鈴が鳴っても隣の席は空席のままだった





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