struggle26 ページ26
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あ「あの、先輩。1つ聞きたいんですけど
田中って生徒会なんですよね」
優吾「そうだけど、それがどうかした?」
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あ「会長や京本先輩、もちろん高地先輩も親御さんが偉い方だと聞きました」
優吾「そんなの誰から聞いたの (笑)」
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なぜかこの時の高地先輩はどこか冷め切った態度だった
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あ「でも…田中樹だけはそういった親を持っていない
なのにどうしてな田中は生徒会に入ってるんですか?」
冷めた態度は一変
私の質問に先輩は眉間にシワを寄せた
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優吾「それは…」
タイミング悪く先輩の携帯が鳴った
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ディスプレイに視線を向けると険しい表情を見せ
“ごめんね”と席を立った
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そして戻ってくると
優吾「ごめん、急用が入ってもう行かないと」
あ「そうですか。すいません用事いれてしまって」
優吾「俺が無理やり誘っただけだから、Aちゃんは悪くないよ」
先輩はカバンから財布を取り出し1000円札を1枚置いた
先輩の分だけにしては多い金額
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優吾「付き合ってくれたお礼
おつりいらないからね」
あ「え、先輩そんな…」
優吾「女の子がお金の心配なんてしないの
そうそう、Aちゃんは自分を好きになる人なんていないって言ってたけど
俺はAちゃんみたいな子好きだけどね」
ニコッと笑った先輩の手がポンポンと頭に触れた
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気づくと先輩はもういなくなっていて
机にはやや氷の溶けかかったオレンジジュースと先輩置いていった代金があるだけだった
田中のこと、また聞けなかった
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サクラ - 学校でいじめられてて今学校に行ってないんです。そんなときにこの小説見つけて元気出ました。すごく好きです。無理せず頑張ってください!長文失礼しました。 (2018年7月25日 21時) (レス) id: c5757f547a (このIDを非表示/違反報告)
パーテイ - ちょー好きになった (2015年8月28日 21時) (レス) id: fbd97dcb5e (このIDを非表示/違反報告)
璃捺(プロフ) - 廉挙さん» ありがとうございます♪じぐあむほんとですか~♪ (2014年12月20日 23時) (レス) id: bb00406ce1 (このIDを非表示/違反報告)
璃捺(プロフ) - 日向さん» じぐあむ担さんうれしいです(^-^)v (2014年12月20日 23時) (レス) id: bb00406ce1 (このIDを非表示/違反報告)
璃捺(プロフ) - ねこさん» 楽しみにしててください(^_^) (2014年12月20日 23時) (レス) id: bb00406ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:璃捺 x他1人 | 作成日時:2014年10月25日 14時