争 奪 愛 1st

struggle15 ページ15

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いつものごとく退屈な放課後






私は何をするかでもなくただフラフラと街中を歩いていると





不意に肩を捕まられた






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『君、ひまでしょ？俺達と遊ばない？』





見ず知らずの男子高校生が数人






あ「結構です」







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そう言って振り払うも懲りない人達





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あ「ほんと迷惑」






しかしこの一言がまずかった






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『てめー誰に口利いてるんだよ』






と振りかざされた拳







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しかしその拳は突然目の前に現れた人によって受け止められた







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？「女にて出すなんて馬鹿」






『てめー顔がいいからってふざけた真似｜

？「じゃあこの写真、ストー カー行 為だって警察に渡そっかなー」






目の前の人が携帯を見せると






まとわり付いていた人達はどこかへ行ってしまった






.






あ「ありがとうございます…」







？「大したことじゃないから



同じ高校の生徒だよね？」







頭を上げると同じ制服を着ている男性





男とは思えないくらい美形






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大我「京本大我、君は？」






あ「橘A」






“へー君がね…“と彼が呟いたのを聞き逃さなかった






そういえば、彼も生徒会



しかも副会長






.






あ「あの、お礼…」







大我「じゃあ明日屋上にきて」






“絶対ね”と付け加え彼は去っていく






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人間不信の感情が少しだけ揺らいだ気がした




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