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マネ「ダメだよ、落ち着いて。」
Y「……っ！」
マネ「ユンギ、ジン、よく考えて。Aさんが秘密にしておきたいと言ったなら、それを守ってあげて。」
やんわりと口調は優しいけれど、強い意志を持ったマネヒョンの言葉。
肩を抱かれたAを見た瞬間、飛び出しそうになった俺とジニヒョンを止めたのはマネヒョンだった。
思い出すと頭に血が上るようなあの光景。
ただでさえ気に入らないあの副社長とやらがべったりくっついてる姿、ありえない。
HW「うちの社員がお騒がせしてすみませんでした。
」
マネ「いえ、大丈夫ですか？どこか具合が悪いとか…。」
HW「熱が高いんです…でも送って行くことも病院に連れて行くことも断られてしまって。」
ユリ「とても仕事熱心で頑張り屋なんです、責任感も人一倍強くて…後で私から連絡しますのでご心配なさらないで下さい。」
マネ「そうですか、お大事にとお伝え下さい…さて、じゃあ衣装合わせ続けましょう。うちのスタイリストにも手伝わせますね。」
ユリ「ありがとうございます、助かります。」
マネ「……今日、早く宿舎に行けるよう調整する。だからスムーズに終わるよう頑張ってくれ。」
Y「…ありがとうございます。」
小さくそう言ってマネヒョンはスタジオを後にした。
流石というか当たり前というか…いつもぽやんとしてるヒョンだけど、こういう時ヒョンがいてくれて良かったって心から思う。
俺たちは仕事中だ。
事務所にとっても大きな取引なんだ。
深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。
Y「…ジニヒョン。」
JN「ユンギ…。」
マネヒョンの言葉を伝えると、ジニヒョンの顔からほんの少し焦りが消えた。
…はぁ、全く。
わかりやすいったらありゃしない。
でも。
Y「…ありがとう、ヒョン。」
JN「え？」
Y「…何でもありません。」
JN「でも今ありがとうって…。」
Y「…聞こえてんじゃん。」
JN「え？何でありがとう？」
Y「何でもねぇよ、しつこいな。」
JN「やー！ユンギや！ヒョンに向かって何て口のきき方！」
Y「あ、今そういう気分じゃないんで。」
HW「はっはっは…防弾少年団のみなさんは仲が良いんですね！」
Y「………。」
JN「………。」
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作者名：そー | 作成日時：2019年10月13日 21時
