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ほどなくして本当にマネージャーさんの車が到着した。
マネ「お待たせー！遅くまで大変だったね。後ろに乗ってくれる？」
『本当に本当にすみません…わざわざ…。』
JN「Aちゃん、お疲れ様。」
『あれ…ソクジンさん？』
後部座席に乗り込むと、ソクジンさんがいた。
私が座るスペースを空けてくれたので隣におじゃまする。
JN「遅くまで大変だったね？残業？」
『はい、急遽…ソクジンさんは？お1人なんですか？』
JN「あぁ、事務所にケータイを忘れてね。取りに戻って…。」
マネ「と言いつつ、練習してたんだよなぁ？」
JN「ちょ！ヒョン！」
マネ「あ、ごめん…つい…。」
『練習…？』
JN「……新曲の…振り付け。どうしても覚えきれない所があって…。」
『そうだったんですね！ソクジンさんもお疲れ様でした。』
JN「ありがとう…でもメンバーには内緒ね？みんな優しいから付き合ってくれそうだから…。」
『優しいんですね。』
JN「そ、そんなことないよ！』
いや、とっても優しいと思う。
初めて会った日もユンギのために、みんなの為に1人キッチンに立っていたし。
確かソクジンさんが一番歳上なんだよね？
あぁ、美味しかったなあのチゲ…。
ぐうぅぅ……
ん！？
お腹の音、私じゃないよね！？
JN「……ごめん、お腹空いちゃって…。」
『あ…あの、これ良かったら…。」
JN「これは？」
『スープです、まだ暖かいですよ。』
JN「え！？いや、これ自分で飲むように買ったんでしょ？それに明日は撮影だからむくまないように何も食べないで寝るつもりだから…。」
『いえ、先輩のお付き合いで買った物ですから大丈夫です。それにお腹が空いてたら良く眠れませんよ？このスープ薬膳なので身体に優しいと思います。』
JN「…いいの？」
『はい！どうぞ。』
JN「…じゃあ、有り難くいただきます。」
「はい！」
宿舎前でマネージャーさんと別れ、ソクジンさんと並んで歩く。
ユンギより少し背が高いな。
くんくんとスープの匂いを嗅いで歩くソクジンさん。
笑。
よっぽどお腹空いてるんだ。
JN「そういえば…Aちゃんて寝相悪いの？」
『え？んー…多分そんなに悪くないと思いますけど…？』
JN「…だよね、そんな気がする。」
『え、どうしてそんなこと聞くんですか？』
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作者名：そー | 作成日時：2019年10月13日 21時
