百、七 ページ40
視点→A
早足で教室まで戻ると、そこにはすでに副担任のマダム先生が出席をとっていた。
このマダムは規則には厳しいお方だ。以前三十秒遅れて教室に入ってきた女子生徒を叱ったとのことらしい。
…もっとも、その時は僕も風邪で寝込んでいた頃だったが。
カラカラと軽い音を立てて教室内へ入る。マダムは「本田君、二分の遅刻ですよ、なにをしていたのです？」とこちらを軽く凝視して言い放った。
「少し風に当たっていました。そうしたら心地よくて…、ついその場に留まってしまったので遅くなってしまいました」
そうぱっと思いついた言い訳をして、マダムの手を取り「すみません、先生」とマダムを見上げる。
(わかっていると思うが、Aは139�と、かなり小柄だ。ちびとは言うな。決して言うんじゃない。ころされたいのか。)
するとマダムはポッと頬を赤らめて「は、早く席につきなさいッ!」とそっぽを向いた。
…落とし成功。師匠、これで落とせたの200人目だよありがとう。
朝のホームルームが終わると、一時間目の支度をする。
支度をしても、まだあと７分程度は時間があるため、次の小説のネタでも書き込もうと自分用の小さなノートパソコンをカバンから取り出す。
このノートパソコンは、僕が安物を買って、そしてそれを改造しギガ数を倍増させ、小説を書くには十分な要領に変えたのだ。
(ギガ数＃とは
簡単に言えばパソコン、マイクロSD、スマフォの要領数)
短編を書いていると、他クラスの女の子が教室のドア周辺に集まっているのが感じ取れた。
休み時間の残りはあと３分までに迫っている。 この子たちは遅れたら確実に怒られてしまうだろう。
…だが、女の子といえど学生だ。学生のうちは、「より学び、より経験を積む」ものだと思っているため、ここは彼女たちに素直に教師に怒られるべきなので、そっとしておこう。
「おーい、授業始めるぞ、席に付けよー」という成人済み男性と取れる声が、教室内に響き渡った。
休み時間はあっという間に終わり、今日も退屈な、それも小学校の時にやってしまった内容を、僕は５０分間、黙って聞いていなければならない授業が始まってしまった。
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てゐ(プロフ) - 招きぬこさん» 裏話盛りだくさんだわwwなるほど最近考えたのかwwメール待ってるね！こっちは今のところ裏話はないかなー… (2014年10月20日 1時) (
レス) id: 0f017c5b02 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - てゐさん» だって最近考えたんだもん！← 何か色々裏話が盛り沢山なんでメールとか送るね！そんでお話ししよっ！ (2014年10月20日 0時) (レス) id: dc52c1153b (このIDを非表示/違反報告)
てゐ(プロフ) - 招きぬこさん» なんだそれ初耳wwwわかったー、反映させとくねー∧( 'Θ' )∧(いつか) (2014年10月19日 23時) (レス) id: 0f017c5b02 (このIDを非表示/違反報告)
招きぬこ(プロフ) - てゐさん» りょ！あ、ルタさんの本名『ロベルタ』なんでよろしくっ！だからベルと呼ばなかったと言う裏話← (2014年10月19日 21時) (レス) id: dc52c1153b (このIDを非表示/違反報告)
てゐ(プロフ) - 招きぬこさん» あいよー！私もできればもうちょっと進めて話し合わせるよ！ 案とかあればメールしてね！ (2014年10月19日 21時) (レス) id: 0f017c5b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てゐと招き猫 | 作成日時：2012年12月16日 8時
