�� ページ14
5｢兄ちゃん困らしたくないやん｣
と俺達を若干睨みながら言う智
6｢腹へった食べてええ？｣
とマイペースな事を言う流星
それに続くかなと思い、照史を見ると
何か考え事してるんか、ボーっとしながら、腰を擦っては、顔をしかめてる
何か隠してるんかな？って思いながら、見てると俺に気付いて、ふにゃんと笑い、"ん？どうした？"と聞かれ
何でか、聞いたらイカン気がして、"いや、何も無い"と言い、"早よ食おうや！"と言うと、"お前達を待ってたんやんけ！"と淳太に言われ、"はいはい、いただきまーす！"と言うと、皆が急いで、"いただきます"と言い食べ始めた
俺達には、静かに食べるって事が、難しくて
誰かが、ふざける
まぁ、主に俺やねんけどな？
だってさ！ シーンとした中ご飯食べられる！？
無理やろう？ 無理やって！
そう思うから、今日も、俺は、ふざけんねん
「なぁなぁ見て見て！ 目ん玉！」
7「アホか 止めな智に怒られるで」
3「っ、大毅アカンで」
真顔で言う望と違って、少し笑って言う照史
うん 何か、分らんけど照史の笑顔が、見れたからええや
「ごめん ちゃん食べるから怒らんといて」
5「ちゃん食べるならええけど、遊ぶなよ」
「はい…」
3「大毅凹まんと、食べ？ 大毅が、凹むと俺まで凹むわ」
そう言うと、照史の分の、ハンバーグを半分もくれた
それに、"え？"と思って照史を見ると、"ええから"と言われた
それを見て、黙ってる俺達兄弟じゃない
1「あ、照史！？ どっか悪いんか？」
2「え？ ま、まずっ、不味かった？」
5「どうしたん？ 大毅に気ぃ使ってるん？」
6「照が、食べへんって体調悪いんか？」
7「…そんなに痛いん？」
「？…！？腰か！」
と言い照史を見ると、目を見開いてビックリしとる
何で、知ってるん？とでも言いたげな顔で、俺と望を見る
ビックリしてるんは、照史だけやなくて淳太達もやった
5「腰って、どうかしたん？」
3「…帰りに横断歩道渡ろうとしたら猛スピードの車が来ててん、でも、犬が急に出て来てん」
1「大毅と一緒やったんやろう？」
3「大毅と会う前」
5「その犬が、撥ねられそうになって咄嗟にあっくんは、飛び出して助けたんやな？」
と智が、優しく聞くと、"おん"と小さく頷く照史
そうやったんや でも、何で腰を痛めたん？
着地に失敗したんか？ でも、会った時は、普通に見えたんけどな
そう思っとたら、望が、"でも、何で腰痛めたん？"って聞いてくれとった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：禮鬼 | 作成日時：2020年9月3日 21時
