#4 この雨に打たれた弓を受け止めて【2j3j】

【お知らせ配信】お久しぶりの雨弓です ページ26

『あ〜…え〜…その、お久しぶり、です…。』


≪久しぶり！！！
≪懐かしい…
≪ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!


『その、ね。うん。……本当は、復帰！って言いたい所なんですが…卒業か、無期限休止にしようと思ってます。』


≪え
≪は？
≪え？


『理由はちゃんと言うよ。その前に何で入院してたかっての言うね。』


≪うん
≪まずはそこから


『まず元々兄さんと話してて誕生日配信終わったらけりをつけるために両親と話しに行こうってのは決めてた。それで学校も休んで久しぶりに実家に帰りました。…ここまでは良かった。』


≪自語は…？


『自語、…？ちょっと今は場違いだから使わないで話してくね。それでまぁ、話したわけですよ。正式に縁切りをするって、そしたらまぁー…案の定ヒスりまして。』


『完璧主義だから今まで追い詰めて自分は捨てたくせに育てた恩だとか…反吐が出る。ま、スルーしてその事だけを伝えて帰りました。書類とかは後で弁護士に頼めば良かったし。けどアイツらはそれじゃ終わらなかった。』


≪そるさん…？


『ここからが自分が何故入院していたか。答えは明白、アイツらに轢かれたから。血眼になって自分を探して結婚させようとして…それでいて兄さんと一緒に縁切りをしようとした。これだけで"私"はアイツらの時間を使って跡取りにホラを吹いた不届き者って訳。…自分の事を知らないから。』


≪は？
≪本当に親？


『親なんだよな〜。認めたくないけど。んでお金あったの兄さんのお陰なんだよね。兄さんが交渉とかをしてて物品があったわけで…高校卒業して家出てったからアイツらの事業が終わって今や一文無し…とまではいかないけど貯金が一般的な金額になったんじゃない？』

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