【実.況者】汚染された街【我/々/だ！】 (ページ7)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,036 hit

5. ページ7

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

周囲に電話のコールが反響する

「お、繋がった。トントンたちの方どうや？」

ト「あー、なんもないわ。そっちは？」

「詳しくは見てへんのやけど、なんか“ダークカーニバル“っていう看板が…」

ト「ほーん。わかった、そっちに向かうわ。いくでロボロ」

そういうと電話の向こうからロボロの元気のよい返事が聴こえてきた。

さてと、この看板はなんやろか…うーん

看板の前で考え込んでいると誰かが肩を叩いた

ゾ「なあなあ、A」

「あ、ああゾムか。なんや」

気配消してきたら感染者とかかと思ったわ、ゾム…

怖いから止めてくれや

ゾ「なんか、変なロボットおんねんけど」

ゾムはそう言って、看板の奥の方を指差した

「え、」

ロボットってなんや…！？

ゾ「あ、それとロボットの奥の方には有刺鉄線が張り巡らされてて、カードキーいれて入れるドアが一ヶ所あった」

「ゾムありがとな。謎が深まったなぁ…詳しくはあいつらがこっちに来てから、やな」

ゾ「せやな」

大先生らと雑談をしていると、かすかにエンジン音が聞こえる

それから一分も経たないうちに、トントン達をのっているであろう車が現れた

A達の前で止まる車。

中からは予想通り、トントンとロボロが周りを警戒しながら出てくる。

ト「ちゃんと全員生きてたんやな」

とトントンが皮肉ったらしく言う

「そらなぁ…いくら大先生でも死んでもらうと困るし」

大事な全力やし、頭脳やし

鬱「貶されてる気しかせえへえへん」

何不満漏らしとんねん貶してないねんけど

ロ「貶されてるからなぁ」

ゾ「あ、ロボロおったんかw小さすぎて分からんかったわwwwwww」

もはや恒例化しているこのボケを切れのあるツッコミでロボロは返す

ロ「やかましいわ！！！関係ないやろ！！！！！」

「流石ロボロキレッキレなツッコミや」

周りの奴等もうんうんと頭を上下に揺らした

いや、こんなことしてる場合ではない。
まず、トントン達に報告しなければ。

「そうや、このまま進んでいったらな…例の看板がなあって、そのさらに奥に有刺鉄線が張り巡らされてて、よくわからへんのよ」

わかった範囲で現状を伝える

トントンはうーんと呻く

顎に手をあて、顔を捻った

「まあ、取り合えず、ロボットのに近づいてみよか」