Sorry,I...(3)

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side:You







真っ直ぐに私を見る情熱的な目






.






真「なぁ、A」









あぁ、私はその目を知ってる









熱を秘めたその目は
修学旅行の夜にも見た








.







“男”の真司郎







.











真「...今日、俺の家泊まらへん？」









伏し目がちな目
熱の篭った声










真「さっき言うたやろ...、もう止まらへんって」









.









真「Aのこと全部、愛したい」









その言葉の意味は
私にも分かる









.









「...いいよ」








.







｢好き｣って罪だな、と思う
歯止めも何も効かなくなる







.









私だって真司郎に
愛されたくてたまらないんだよ








.









だから、きっとこれからすることを
一生忘れることの出来ない行為を








絶対に後悔はしない







.









電車に揺られて真司郎の家に向かう








いつもとは違う雰囲気に変に緊張してしまう
顔なんて見れなくて終始無言のまま







.







真司郎のマンションに着いて
彼がドアを開けて先に入る





.









私も入って靴を脱ごうと屈むと
腕を勢いよく引っ張られて









.








濃厚なキス









.








待ちきれない、と言うみたいに
唇を真司郎で激しく満たされる








「...はぁ...っ...」



真「...っ...」









舌が絡まりあって吐息が混ざりあって
真っ暗闇の中、キスの音だけが響く









.








暗闇の中でも分かる彼の表情
憂いめいて色っぽい男の顔









.








見つめ合うとまるで








真司郎と私
2人だけの世界にいるみたい







.







大丈夫、真司郎になら
私の初めて全部あげてもいいの






真司郎にもらってほしい






.









もう1度キスをしようと目を閉じたら









.









「え？」



真「え？」









グゥーという間抜けな
空腹の合図を知らせる音






.








「真司郎でしょ？」



真「いや、Aやろ？」







.







お互いにとんちんかんな声を出して









「...もしかして同時？」



真「まじか(笑)」






.








こんな時まで、私たちらしいなって









顔を見合わせて涙が出るくらい
2人で大爆笑した








.







〜〜〜〜〜〜
赤星様ありがとうございます(＞＜)

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