Sorry,I...(2)

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side:You







凛「あんた、真ちゃんの彼女なんやて？」



「...はい」








.









凛さんは鋭い目線と鋭い声を私にぶつけて









凛「何なん、それ...」









.








どんっと肩を押されてふらつく







.







凛「彼氏がおるのに自慢気に違う男連れて」



凛「...ただのビッチやん(笑)」








.









凛「真ちゃんも騙されてるだけ」



凛「あんたみたいな最低女を好きになっとるのも今のうちや」









.





凛さんが放つひとつひとつの言葉が
私の心にどすんと落ちる






.









千「ちょっと...、あなた何なの...っ...」








いつもは穏やかな千晃が怒り満ちた表情をして
私を守るみたいに隣に立ってくれて









.








凛「関係のない人は黙っとって」









そんな千晃なんて見えてないように
凛さんは私だけを真っ直ぐ見る






.






凛「あんたみたいな最低女にも友達おるんやな？」



凛「でも一つええこと教えたるよ」









じわじわと目の奥が熱くなる
悲しい訳じゃないのに泣きたくなる









.









凛「あんたみたいな女、誰も好きやないで」









最後の言葉が後押しをして
ぼろっと流れ落ちる涙の雫









.









凛「泣くとか気持ち悪(笑)」









何も言い返せなくて









彼女の言い放つこと全てが
図星だったから







.








痛くて悔しくて涙が溢れた









.









千「...っ...真司郎......」









隣にいた千晃が小さな声で呟いて
思わず顔を上げると





凛さんの後ろに見える人影








.








隆弘と








.






真司郎








.









あなたに聞かれてしまったかな









やっぱり私は
真司郎が思ってくれてるほど強くない









綺麗なんかじゃない









.









醜くて汚くて臆病なんだ









.









ごめんね、真司郎
そんな優しい目で私を見ないで









.









千「...A！！」









やっぱり








私はそこから逃げ出してしまった









いつもそう、辛いことがあれば
私は逃げてしまう









弱くて小さくて臆病な








こんな自分大っ嫌いだ









.

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