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side:You
律「Aちゃん...やったよね?ほんま可愛え!」
銀「俺めっちゃタイプやで!」
「あ、私も真司郎にはお世話になってて...」
でも守らればかりもダメだし
頑張って自己紹介をしようとしたら
凛「真ちゃんとはどうゆう関係ですか?」
凛「お友達ですか?それとも真ちゃんの事好きなんですか?」
圧倒的な勢いで言われて
何も言い返せなくなってしまった
銀「ちょ...、そんな質問攻めすんなや」
凛「でも男2人連れて歩いてんのっておかしいやろ?」
.
あぁ、もう本当に嫌だ
こうゆうこと言う人は世界で一番苦手
.
強いて言うなら川瀬先輩みたいな
私を敵のような目で見る人たち
凛「もしかしてただの男好き?」
.
苦しい、逃げ出してしまいたい
.
目の前が真っ暗になっていく
凛「ねぇ、どうなん?」
.
助けて
.
隆「...別に何でもいいじゃん」
驚くほど低い声
思わず隆弘の顔を見れば
いつにも増して怖い顔をしていて
.
でもすぐにいつもの笑みを浮かべた
隆「俺たちは先に行きますね」
隆「真司郎はゆっくりしてていいよ」
.
そう言って隆弘は私の手を取って
「きゃ...っ...!」
瞬く間に走り出した
.
景色を追い越して
小さかった隆弘の背中は
いつの間にかこんなに大きくなっていた
.
どれくらい走ったのかな
結構な距離を走ったせいで
止まった途端しゃがみこんでしまった
「...走るの速すぎ」
息を切らせて隆弘を睨めば
隆「...意外と楽しかったでしょ?」
へらっと楽しそうに笑っている
.
「...何でいきなり走り出したのよ」
隆「別に〜、何となく!」
「だからってあんな話の途中に...」
隆「でもあの人達に会うことなんてもう無いじゃん」
.
隆「...あんな失礼な奴ら、どうでもいい」
.
しゃがみこむ私の前に隆弘もしゃがんで
隆「俺はAの方が大事」
.
昔から変わってないくしゃくしゃの笑顔で
そう言ってくれた
.
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キキ(プロフ) - ななさんの作品どれも好きでSorry,I...の続きが気になります!ツイッターもフォローさせていただいてます!これからも更新頑張ってください!! (2018年7月28日 7時) (レス) id: 3834e8eb4b (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 最近ずっとSorry I(2)が更新されないからどうしたんだろうと・・・と思ってました。でも次の移行準備だったんですね!!楽しみにしてます!! (2018年7月28日 1時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
みかん - いいところでストーリーが終わってしまうと続きが早く読みたいです (2018年7月17日 23時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 早く続きみたいです!! (2018年7月15日 21時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
たかじろ(プロフ) - このお話めっちゃ好きでずっと読ませてもらってます!!更新頑張ってください!!! (2018年7月14日 23時) (レス) id: 20feef4c7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2018年4月22日 14時