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side:You
真「...そうや」
ベットの上、寝転がりながら真司郎に見つめられて
真「これ良くないで?」
真司郎が指差したのは私の胸元
私は何の気なしに自分の胸元を見た
「...っ...!」
恥ずかしさで心臓が飛び出そうになる
浴衣が着崩れてしまったせいで
丸見えの谷間とギリギリまで見えている太もも
.
真司郎の前でこんな無防備な姿
あまりの恥ずかしさに思わず背を向ける
.
「バカ!変態!もっと早く言ってよ!」
勢い任せに騒ぎながら
布団のシーツに顔を押し付けて隠れると
真司郎に後ろから抱きしめられる
.
真「...誘ってるんかと思ったわ」
耳元で色っぽく囁かれて
ハスキーな声と息遣いが脳に伝わって
「ち、違うから!」
.
わたわたと慌てる私とは対照的に
真司郎は私の耳に軽くキスをして
首元へと唇が移動して首筋にキスが落とされる
.
「...っ...バカ!」
焦って真司郎の方を向けば
いたずらな笑みを浮かべていて
真「...好き」
その言葉に
恥ずかしさと嬉しさと色んな感情が混ざって
ただ真司郎の胸元に顔を埋めるしか出来なくて
.
真「ははっ、可愛い(笑)」
「...うるさい」
.
あなたの隣は安心する
.
そのまま真司郎に抱きしめられていたら
やっぱり眠くなってきて
真「A、眠い?」
「ううん」
真「意識飛んでるで?」
「眠くないもん」
そう言いながら瞼は閉じたがってて
真「眠かったら寝てええよ」
「やだ、寝ない」
真「いつもはすぐ寝るくせに」
「修学旅行で睡魔に負けたくないもん」
真「じゃあ俺も寝るから寝よ?」
「...せっかく真司郎が来てくれたのに」
真「ほんまに俺も眠いねん、だから寝るで?」
そう言うと真司郎は目を閉じてしまった
.
近くで見れば見るほど綺麗な顔
こんな人が私のことを好きなんて
奇跡みたいだ
.
「...私も楽しみだよ」
何だか急に恥ずかしくなってきて
紛らわせたくて私も目を閉じると
すぐに意識を離してしまった
.
真「...すぐ寝た(笑)」
一晩中あなたが私を愛しそうに触れていたなんて
私は知らなかった
.
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キキ(プロフ) - ななさんの作品どれも好きでSorry,I...の続きが気になります!ツイッターもフォローさせていただいてます!これからも更新頑張ってください!! (2018年7月28日 7時) (レス) id: 3834e8eb4b (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 最近ずっとSorry I(2)が更新されないからどうしたんだろうと・・・と思ってました。でも次の移行準備だったんですね!!楽しみにしてます!! (2018年7月28日 1時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
みかん - いいところでストーリーが終わってしまうと続きが早く読みたいです (2018年7月17日 23時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 早く続きみたいです!! (2018年7月15日 21時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
たかじろ(プロフ) - このお話めっちゃ好きでずっと読ませてもらってます!!更新頑張ってください!!! (2018年7月14日 23時) (レス) id: 20feef4c7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2018年4月22日 14時