転送された世界は魔法の世界だった！？８【マギ】【ハリーポッター】 (ページ25)

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２４１話ページ25

ソロ「お前たちの言うことはもっともだ。今まで苦労させた。実現には程遠い理想を掲げていた間に多くの血が流れたことにも責任を感じる。本当にすまなかった」

貴「ソロモンッ、、、」

ソロモンはみんなの前に立って言った

ソロ「俺たちの目指す未来の世界に、王者が必要だというのなら、、、俺が王になろう！そして、この道を選び取ったからには、すべての者が持てるすべての力で俺の元で力を尽くせ。いいな！」

「「「はい!!!」」」

その時のソロモンは微笑んでいたが、
どうみても無理していた

ソロモンはそれだけ言うと中へ入って行ってしまった

無理をしていたのをウーゴたちも感じ取っていたようで、
本当にこれでよかったのかとウーゴは聞いていたが、
イスナーンは言った

イス「万が一、ソロモンが道を踏み外しても、、、俺たちが命がけであいつを止める。それでいいじゃねーか」

私は何も言えず、それだけを聞いてソロモンの後を追うかのように中へ入った

その夜───

ソロモンと付き合い始めてからは同じ部屋になって、
今ではソロモンと一緒に寝ている

貴「ソロモン、そんな悲しそうな顔しないで」

横で本を読んでいたソロモンは顔をあげて「何がだ」と聞いてきた

貴「本当は自分の理想がやぶれて、どんなに無念で寂しいか、私にはわかる」

ソロ「、、、、」

貴「でもね、誰かが王様になる運命なら、私も一緒に引き受けるわ。あなた一人を高くて寂しい場所へ置き去りにしないって約束するわ！それに、あなたの傍から離れないと約束したもの。だから勇気を出して！」

ソロモンの手を握って言った

貴「みんなもね本当はわかっているのよ。こっそり心配してたのよ。あいつ無理しているなって、いざとなったら俺たちが命がけで止めてやるって、、、！」

ソロ「あいつら、、、」

貴「それと、、、私と約束して」

ソロ「ん？」

貴「一人で抱え込まないって。私はソロモンを支え続けるから、だからすべての事を自分一人で解決しようだとか責任だとか全部抱え込まないで。ソロモンは少し甘えた方がいいよ」

ソロ「、、、そうだな」

ソロモンはそういい、読んでいた本を閉じては、
私を抱きしめてベッドに倒れ込んだ

ソロ「今日はこうして寝たい」

貴「ふふ、今日だけじゃなくてこれからもね」

ソロ「！、、、ああ」

その夜はいつもより暖かった