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10外へ__!! ページ10

明らかにサイクスは嘘をついているように見えた
あまり疑うという意味を理解出来なかったが今なら少し理解出来る

貴「...」

サ「...」

しばらく沈黙が流れる
するとサイクスが口を開いた

サ「取り敢えずその弓を此方に渡して頂けませんか?」

貴「え..」

もし弓を渡したら私はどうなるんだろう...
外に出してもらえる?デミックスやシオンちゃんに会える?

.....答えは目に見えているきっとまたこの部屋に閉じ込められるんだ
この部屋で外に憧れるだけ....寂しいだけ...

窓から暗い空と月を見るだけ

何も良いこと何てない、折角外に出られると思ったのに希望が出来たのに

サ「姫?」

黙っている私にサイクスは首を傾げる
私は変わりたい外にでて思いっきり走ってみたい
それに誰かが私を呼んでるんだ

だから_____

貴「.....や」

サ「は....?」

ここで変わらなきゃここで踏み出さなきゃ

貴「い...嫌だ、私だって外にでて見たいの」

サ「...いくら言ってもその自我は消えないのですね」

貴「ッ(ゾワ」

サイクスの一際低い声に鳥肌がたった

サ「我々の指示に従って頂け無いなら...力ずくでも」

途端にサイクスは大きな剣...レイクモアを出して構えた

貴「っ!!」

私も弓を構える

サ「これが最後の質問です、外に出ないと誓えますか?」

貴「_________いいえ」

そう言った途端にサイクスがレイクモアを振りかざした

ガキンッ!!

レイクモアを咄嗟に弓でガードしたがやはり男と女
力の差は大きい、今にも押し潰されそうだ

貴「うぅ...」

サ「諦めて我々に従って下さい」

余裕そうな顔で私を見る
ここで負けたら...ッ私は!!

負けたくない自由になりたいよッ!!

そう願った途端に辺りが光始めた

サ「ッこれは..!」

サイクスの力が緩んだ
今だ!!!

私は素早くサイクスから離れ窓に矢を放った
やはり見事に粉砕された

そして私は外へ走り出した

サ「!!お待ちください!!」

後ろから聞こえる声に足を止めずに走った


そして____





外に____

貴「へ?」

外に出たのは良いのですが私...落ちています
そう..私の部屋は高い位置にあったようなのです

貴「きゃあああああぁぁぁぁぁぁあああ!」

凄い速さで落下して行く___が

ポフッ

ん?ポフッ??
どうやら誰かにキャッチされたようです
恐る恐る上を見ると

?「....」

フードを深く被った青年が私を見ていた

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作品ジャンル:恋愛
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いちごチェリー(プロフ) - 更新、静かに待ってます笑 (2015年11月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 8ce2c4eaa4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒャッハー - 面白いです! 更新頑張ってください! (2015年1月25日 8時) (レス) id: 200b44fc1e (このIDを非表示/違反報告)
☆桜☆(プロフ) - 面白い!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2014年7月20日 21時) (レス) id: f0df72f916 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 面白かったです! (2014年7月18日 11時) (レス) id: d9f3858cf4 (このIDを非表示/違反報告)
東 小豆 - 早く続きよみたいです! (2014年3月31日 11時) (レス) id: 9938f802c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刺雷羅 | 作成日時:2013年8月16日 5時

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