52(Tside) ページ12
ミツがいなくなって、俺達はパニックになった。
でも、ガヤのパニックぶりは尋常じゃない程で…
ガヤがどれだけミツの事大切に思ってるかを見せられた気がした。
「玉、ちょっと…」
呼ばれてワッタ―の所へ行くと
「玉、俺達がいない間に誰か楽屋に入った人がいないか、聞いてみてくれる?」
そうお願いされた。
宮田を連れて、スタジオに戻る。
今日はスタッフも少ないから、もしいたとしてもすぐに見つかるだろう。
「すいませ〜ん。あの、収録中に俺達の楽屋に入った人っています?」
「え?…あぁ、確か小道具取りに誰か入ったはずだよ。」
ほらね。
「小道具って事は、小道具さんかADさんだね。」
宮田も、もう走り出してる。
「あ、すいません。収録中に俺達の楽屋に入りました?」
「あ、ええ。俺達二人で入りましたけど…」
ちょうど良かった。
「ガヤの指輪、見かけませんでした?」
「指輪…ですか?」
「俺ら取ったりしてませんよ。」
1人がむっとした表情で俺達を見る。
「いやいや、ガヤがどこ置いたか分かんなくなって、必死に探してるんですよ(笑)見かけなかったかな〜って思って。」
「それって、シルバーのごつめの指輪ですか?」
「あぁ!そうです!」
「それなら、確か…テーブルの上にありましたよ。ほら、窓開けた時…」
「ああ、うん。あったな。書類の上に置いてありましたよ。」
「ありがとうございます!」
2人にお礼を言って楽屋に戻る。
楽屋の扉を開けると、半狂乱になってミツを探すガヤの姿があった。
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作者名:MISA | 作成日時:2014年8月31日 9時