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４２（Kiside） ページ2
「ご飯はここに置いてるから。あと、これ宏光の携帯。寂しくないようにこれも置いてくね。」
目の前に置かれる太輔のテディベア。
テーブルにはパンや飲み物、お菓子に果物…
ニカが貸してくれたプラモデルや宮田のフィギュアまである。
これ、どうやって遊べってんだ？
部屋中のリモコンと大好きなベッドも置いてくれた。
「こんなに食べ物いらないだろ。一生かかっても食えないよ…」
「俺がいない間に困らない様にね。何かあったら電話して。」
「俺から連絡があったなんてバレたら大変だろ。…我慢する。」
「名前変えておくから大丈夫。皆にも言っておく。」
「…うん。」
「だから、何かあったらすぐ電話して。分かった？」
「分かったよ。」
何度も確認されて、うるさいなぁと思う反面、愛されてると実感する。
「じゃ、行ってくるね。」
仕事モードに切り替わった太輔。
この部屋に一人残されるのも初めてで…
「太輔！」
思わず呼びとめた。
「ん？」
「…早く…帰ってこいよ///」
「かしこまりました。俺のお姫様」
気障なセリフと頭に優しいキスを残して、太輔は元気に玄関を出て行った。
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作者名：MISA
| 作成日時：2014年8月31日 9時
