樹 ページ7
涙をぬぐい指につけられたリングを見せる
ラ「透明の、マーレリング」
貴「最初は和解を説得するためにヴァリアーから抜けた
けど、白蘭のほうが上手だった」
貴「僕の精神はめちゃくちゃなんだ」
ラ「...」
貴「今だって精神安定剤を手放せない状態だよ
油断すればヘルリングに持って行かれる」
貴「僕は、僕は本当に弱い
弱いんだよ」
また泣き始める
今の彼女に昔のような自信などどこにもない
そんなAをラエルはただ見るだけしかできない
が、ある匣を開匣した
「いってぇ
何すんだよ！
久しぶりに会ったと思えば！」
懐かしい声
だがそれは知っている声より低く男らしい声になっていた
貴「...ハレス？」
「え...？」
Aとは逆に向いていた体を向け、目を大きく開ける
すると何も言わずすごい勢いでAに抱き着いた
先ほどまでいたラエルはもういない
ハ「よかった、本当によかった」
Aのことを確かめるように両手でAの頬に触れる
貴「ご、めん」
人の温かみにまた涙を流す
ハ「帰ろう、俺と」
貴「...ごめん」
そういうとAは麻酔銃でハレスを眠らせ
木にもたれさせると
少し名残惜しくその場を後にした
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苺璃‐maili‐(プロフ) - とある少年少女さん» コメむちゃくちゃ喜ぶんでちょー有難いです(笑) (2013年4月21日 9時) (
レス) id: 87163d8245 (このIDを非表示/違反報告)
苺璃‐maili‐(プロフ) - とある少年少女さん» ありがとうございます＼(^o^)／ (2013年4月20日 15時) (レス) id: 87163d8245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺璃 | 作成日時：2013年4月13日 17時
