◇ 第14話＊選択のアフタヌーンティー ◇ ページ31
影浦君の隊に勧誘？
まさかそんな。
私なんかが恐れ多い。
「あの、冗談ですよね…？」
「…あー。おめーが嫌なら別にいい。
どっかの隊に入らないととか言ってたから
勝手に連れてきただけだ」
「おっカゲがそんなの言うとかどういう
風の吹き回し〜？」
どうしよう。これはとんでもなく大きな
またとないチャンスだ。隊に入れて、
しかも知ってる人が居る。しかも隊長。
入る他ない話だ。…でも、迷惑だったり
しないだろうか？
オペレーターだって人数が増えれば支援が
難しくなるしチームの連携も同様だ。
「私なんかが…いいんですか？」
「良くなかったら誘ってねー、入れ。
入ったらちょっとは鍛えてやる」
「んじゃあ決定でいいか!?いいよな!?」
…入っても、いいんだ。これは、望まれてる
と解釈していいの、かな。
私は姿勢を正して答えた。
「みっ未熟者ですが、宜しくお願いします!」
「ぃいよっしゃぁぁ!」
喜んで貰えた？嬉しくなって口角が上がる。
夢みたい。…でも、影浦隊って影浦君と
オペレーターの仁礼さんだけ？
他の隊員の事を聞こうとした時、ウィィと
あの自動ドアが開いた。
「…誰？」「え？何々？」
年下だろう男の子とその後ろに体格のいい
人が続いて入室。
「ぇ…あ…」
「おぉっユズルにゾエ!丁度いい!
今隊員増やした所なんだー!」
仁礼さんが私の後ろに回り肩をつかんで
紹介した。
「この子!甘楽A!ついさっきカゲから
1本取ったんだ!」
「どっ、どうも…甘楽…です…」
徐々に小声になっていく。本当ヘタレ!
「え、誰が連れてきたの」
「あー俺だよ」「カゲ!?変なもの食べた!?」
「うっせぇ食ってねぇ!」
わいわいがやがやしてて影浦君の回りは
いつも楽しそうだな。
そんな光景を眺めていたら、ユズル君？が
声をかけてくれた。
「何か騒がしくてごめんね」
「いえっ、全然。こういうの羨ましかった
から…ありがとう、ユズル君」
「それならよかった。えっと…」
「甘楽、甘楽A。影浦君と同じクラス」
「うん…よろしく、甘楽さん」
ユズル君って大人しい子なのか。
他の人は皆どんちゃん騒ぎなイメージが
あるけど。
「お菓子持ってきたから皆で
食べてくれると…嬉しい」
「また手作りか？」
「うん、マカロンと一緒に作ったクッキー」
鞄からクッキーを出す。ちょっとこの
人数だから村君達にあげる分足りないな。
仕方ないか、今度また作ろう。
タイミング逃したな。荒船さんに預けとけば
…まぁ皆が喜んでくれてるし、いいか。
◇ 第15話＊猪突猛進キャンディガール ◇→←◇ 第13話＊真剣集中デコレーション�� ◇
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幽々華(プロフ) - これ普通に好き！← (2020年7月12日 1時) (
レス) id: 1e7a7481f9 (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - 鵺さん» お返事遅れてしまいすみません!ありがとうございます!まさか褒められるとは思いませんでした…! (2016年8月1日 11時) (レス) id: 82e1e84f5b (このIDを非表示/違反報告)
鵺 - イメ画すっごく上手いけど？！ (2016年7月22日 23時) (レス) id: 864fc18fb6 (このIDを非表示/違反報告)
soyon(プロフ) - ルピナスさん» 返信遅くなりました。はい、これからも頑張りましょう！ (2016年3月29日 0時) (レス) id: 07f2e5561f (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - soyonさん» soyonさんもですか!?お互い負けずに頑張りましょう! (2016年3月28日 18時) (レス) id: 82e1e84f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルピナス | 作成日時：2016年3月24日 15時
