【まふまふ】バカにすんじゃねえぞ【男主】

#6 ページ8

『ああ！！おいちょっと待てや！！』



真冬がアホみたいな声をあげて俺を見る


いや直接電話かけるとかやめてくれ


俺ついさっき身を引こうって言ったよな


それともあれか？真冬の耳はそういうやつなのか？


はぁ…取り敢えず…電話しなきゃならねえのかな…



『あー…真冬…』


まふ「ん？なに？」


『電話…お願いしてもいっすかね…』


まふ「さっき止めたのに？」


『それは…そのですね…』


まふ「そっち手ないほうでしょ」


『あ、こっちか』


まふ「何年その体と付き合ってるの、いい加減覚えなさい」


『わぁったからまずは電話お願い』


まふ「いや、もう繋いでる」


『はぁ！？』



携帯電話を覗き込むと


LINE通話の画面で“luzくん”と表示されていた


アイコン独特すぎる



luz「も、もしもし？」


まふ「ごめんね！ずっと繋げっぱなしで！」


luz「それはいいんやけど…誰？」


まふ「ナクシモノ！」


luz「ん？」


まふ「歌い手の！」


luz「え…本当に…？」


『あ、えっと、luzさん、すんませんした』


luz「いえこちらこそまさかナクシモノさんとお電話できるなんて光栄ですし謝れるようなこと記憶にないです」


まふ「よく一息で話せたね」



あ、そっか、そうだよね、luzさんが今炎上してるなんて知らないよね


俺も炎上してるけど


謝んなきゃって思ってたけどわかってないのか


つかなんで前回の顔バレ騒動でluzさんの写真広まったんだっけ



『俺今実は…炎上…しててですね…』


luz「あぁ…すみません、自分そういうの手助けできるほど力ないんです…」


『そうじゃなくて、ですね、luzさんも…炎上してるんですよ…ね…』


luz「へ…？」



luzさんのアホ声とかレアすぎ


ちゃんと説明しなきゃ…めんどくせえぇぇぇ

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