#34 ページ36
後ろのわちゃわちゃしてるのを聞きながら黙々と朝飯を作ってると
少しぼーっとしすぎたのか指を切ってしまった
幸いまな板と食材には血が付いてないから包丁取っ替えて止血しとこ
じくじくする痛みだけど思ったほど深く切れてなさそうだし、適当でいいだろ
『ひぃ、やっぱ料理は真面目にやんないと怪我すんな…』
志麻「A?まさか怪我したのか?」
『ちょっとだけね、でもそんな痛い痛いって言うほどじゃないから安心して』
志麻「そうか、ならよかった、気をつけろよ」
『おう、ありがとう』
真冬は変わらず志麻の飯を奪おうと戦ってる
少しくらい待つことはできんのかこいつ
っし、こんなもんでいいかな
『ほら真冬、飯できたぞ』
まふ「わぁーい!」
『あぁ、こら落ち着け、椅子の上に足を乗せるな』
まふ「いたらきまーす!」
だいぶ酔い覚めたかと思ったけど全然そんなことなかったな
それでも飯は美味そうに食ってくれる
口元にご飯粒つけやがって
俺も食おうかな
志麻「ひひ、いただきー♪」
まふ「あー!ちょっと志麻くん!」
志麻「さっきの仕返しだばーか!」
『喧嘩すんなよー、志麻、俺の一口やるから真冬のは許してやってくれ』
志麻「ちぇ、まあ食えるならいいや、もーらい」
まふ「ぼくもぼくも!」
『わぁったから席立つな、ほらよ』
まふ「やった!」
なんだこの家族感
志麻と真冬は兄弟だよな、どう見ても
なんか俺だけ父親感すんのどうにかしてほしいわ
みんな年同じなのに俺だけ年食ってんじゃんやだ
…お、俺だって年相応に若いところあるからな!?
242人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空夜(そらよ)(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます!次の話で書かせてもらいます!これからも応援よろしくお願いします! (2018年1月10日 16時) (レス) id: 5a4020227a (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 3人はどういう感じで仲良くなったんですか?更新頑張ってください! (2018年1月10日 15時) (レス) id: c93707e8fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ