#30 ページ32
『まふまふよ、君は小3の頃の運動会を覚えているか?』
まふ「えっ、なんかしたっけ?」
志麻「運動会……ああ!」
〉運動会は黒歴史の山場
『山場って程でもないけど、確かに多いよな』
彼、まふまふは運動会の日に大きな黒歴史を残したのである
午後の競技、志麻が借り物リレーで友達の母親を引いた
そしてまふまふの母親を連れて1位でゴール
やったやったと肩を組み合う俺と志麻
まふ「はっ…ちょっと待ってその話ストップ!」
志麻「まふまふのお母さんはまだ俺の隣にいたんだけど、まふまふはもう戻ったと思ってお母さんがいた席に走ってったんだよ」
『そして母親らしき人物を見つけ「お母さーん!!!」と抱きつこうとする』
志麻「が、その母親は全くの別人、走っている途中で顔を真っ赤にさせて某正面を向いて笑ったことがない幼稚園児みたいに硬直して倒れる」
『まふまふはどうしようかと悩んだ末、見知らぬお母さんに「あの…ごめんなさい…」と言い抱きしめた』
〉まふくん可愛すぎww
〉なんで抱きついたのww
〉某幼稚園児みたいにってあれか!
まふ「もうやだ…」
真冬に精神的ダメージを負わせたところで
次は志麻の番だこの野郎!!!
『志麻くん志麻くん』
志麻「俺の黒歴史は全て白歴史と変わっているため効果はないぞ」
『ほお?ならばこの話はどうだ?』
小6の学芸会の日
俺たちの学校はクラスの出し物と有志での発表、そして合唱コンの3種類があった
出し物では定番のお化け屋敷、有志発表は3人で小技を挟んだダンス、合唱コンは俺と先生でピアノの伴奏をさせてもらった
志麻「あっ」
『お化け屋敷では試客として志麻が連れてかれたんだよ、学芸会までずっと風邪で休んでてさ』
まふ「まだ完成もしてないのにわんわん泣いて校長先生に勢いよくタックル」
『まあまあ、ここまでは笑い話だよね、志麻くん?』
志麻「まあ…うん、それは平気なんだけどさ」
『有志発表で一人だけ振りが逆、そして側転とロンダートを綺麗に失敗』
まふ「あまりにも綺麗に失敗するから仕込みなんじゃないの?と拍手喝采」
『いやー面白かったなぁ?』
志麻「やめろ!!!それ以上話すな!!!」
問題はこの後
志麻は酷い仕打ちを食らうのであったwww
242人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空夜(そらよ)(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます!次の話で書かせてもらいます!これからも応援よろしくお願いします! (2018年1月10日 16時) (レス) id: 5a4020227a (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 3人はどういう感じで仲良くなったんですか?更新頑張ってください! (2018年1月10日 15時) (レス) id: c93707e8fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ