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はじめまして ページ1
in side
pipipipi,...
ん〜〜!!
時刻は6:30、起きなきゃ。
カーテンを開けば気持ちのいいくらいの晴天だった。
『よーし、今日も頑張りますか。』
俺は伊野尾慧、会社員をしている。
歳は28歳。立派なアラサーだ。
今は地元を離れ一人暮らし。
家族は父と母、それから。。
「けいにぃ」
あの子の笑顔をふと思い出す。
可愛くて明るくて人懐っこくて、自慢の弟。だった。
「だーきね、けいにぃのことだーいすき!」
『僕も大好きだよ、大ちゃん』
「えー!でも、だーきのがもーっとすきだよ!」
大ちゃんは俺の弟で、2つ歳の離れた弟だった。
天使のような大ちゃんは、余程神様に気に入られちゃったのか、まだ3歳だったのに神様のところに行っちゃったんだ。
「けいにぃ、なかないで?」
『大ちゃん、大ちゃん』
「またね、ぜっちゃいにあえるから、だーきのこと、わすれないでね」
「…やくそ、く」
そう言ったのが最期だった。
久しぶりに夢に出てきた彼は変わらず可愛くて、なんだか心がポカポカした。
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作者名:ちい | 作成日時:2023年12月3日 8時