告白してきたのは、残念なイケメンでした。いのあり

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ちねん side


ちね「いのちゃん、僕この人たちいるって聞いてない。」


言ってないもーん、ねー？なんて隣の有岡さんにデレデレの様子。その有岡さんは僕の顔をチラチラ見ながら不安そうな顔。


ちね「…なに？」


そういうと、ビクッと肩を震わせた。


いの「知念、大ちゃんには優しくして！」


ちね「だって、そんな顔で見られたらたまったもんじゃないよ。僕なんかした？泣きそうな顔して見てこないでよ！」


居たたまれなくなって、鞄を持って外に出た。
分かってる、ただの八つ当たり。


やま「待って、知念くん！」


ちね「…なに、なんできたの？」


やま「ほっとけないから！」


ちね「頼んでない、ほっといて。」


やま「ほっとけねーよ。」


そう言って抱きしめてくる。


ちね「やめてよ、やめて。」


そう言ったのに、もっと強く抱きしめられる。


やま「こうしてたら、俺からはなにも見えないから。怒ってても、笑ってても、…泣いてたとしても見えないから、、」


ちね「…。むかつく。」


そう言いながらも、そっと彼の背中に腕を回した。

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