告白してきたのは、残念なイケメンでした。いのあり

僕のこころ ページ25

ちねん side


昔から可愛いと言われて育ってきた。
ちっちゃくて可愛いとか、女の子よりも可愛いとか、、女だったらよかったのに。とか、


元々人付き合いは得意じゃないし、一人も嫌いじゃない。でもたまに人に甘えたくなるときはあって、
そんなとき出会ったのが宏太だった。


電車で痴漢にあった。
正直こわかったけど、どうしたらいいか分からなくて。


やぶ｢おい、おっさん！何してんだよ。｣


助けてくれた宏太。
震える僕の手に重ねてくれた、僕より大きくて温かい手。
一目でこの人が欲しいと思った。
そう、俗にいうヒトメボレ。


僕が付き合いたいって言ったら、うーん。なんて困ってたけど、、泣きそうな顔ですがったら付き合ってくれたんだ。
…あれから1年。


キスはした、それ以上もした、すき？て聞けば好きだよって返してくれるし、なにより優しい。
でも満たされない心。


"すっげーかわいい。すき。"


ポーって宏太のことを考えていたはずなのに、なぜか浮かんできたのは、僕のことチワワなんて言ったあいつだった。

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