28-1 年末 ページ18
side ジョングク
年末は何かと忙しくて
練習リハーサル本番
の繰り返し
１つ終わったら次があって
毎回イファに会えるからいいかって思ってたけど
今は少しそれも辛くて
もちろん会えるのは嬉しいけど
会うたび気持ちが膨らんで留められなくなりそうだから
今すぐ自分のものにして、抱きしめたいけど
そんなことできる立場じゃないから
こうやって、立場なんて言って怖がってるうちは
イファが、俺を選んでくれるのなんてないのかもしれない
TH「あ、TWICEだ！イファー！！」
少し離れたところにいたイファに手を振るヒョン
ちらっと見たイファは、いつものように手を振り返してた。
LI「イファー、ちょっと来て」
レイヒョンがそう言って呼び寄せる
JK「ヒョン？？」
少し下を向きながらこっちに来るイファ
久しぶりのイファはやっぱり可愛くて
でも少し疲れてるかな？
イファ「どうしたの？」
LI「なんとなく」
なんとなくなんて
そんなわかりやすい嘘を...
JK「.....イファ」
自分の口から出た声は、思ってたよりも弱い声で
イファ「ジョングク？」
心配そうに覗き込むイファを
また抱きしめたくなった
手を伸ばして、イファの手を掴む
イファ「...ちょっと、どうしたの？」
JK「分からない」
イファ「.....私だってわかんないよ」
ギュと握り返された手は
いつもよりも頼りなかった
JK「いつか」
JK「イファを堂々と抱きしめられる日が来るのかな？」
イファに聞いてもきっと解決しないそんな質問をして
イファは困りながら
イファ「来たとするなら、それは、、ここじゃないよ」
ここ
きっと、それはアイドルっていうことだと思った
切なそうに笑って、手を握るイファが
あまりにも綺麗で
イファ「私も、堂々としたいよ」
JK「....何年まっても、、無理なのかな」
イファ「分からない」
分からないって言ったイファを
向こうから呼ぶ声がした
イファ「戻らなきゃ」
なぜか突然気持ちを伝えたくなった
JK「....好きだよ」
手を強く握りなおしたイファ
イファ「....私も好き」
小さな声で言った好きって言葉を
大きな声で言う時が、本当に来るのだろうか
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sora(プロフ) - 作者です。オリフラをつけていないのに付いてしまうというバグが起こっております。ご理解よろしくお願いいたします。対処法をご存知の方はコメントよろしくお願いします。 (2019年3月13日 2時) (
レス) id: 1814d47ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sora | 作成日時：2018年2月2日 17時
