【銀魂】私のヒーロー (ページ10)

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翌朝。
すっかり体調が良くなった。お兄ちゃんの看病のお陰だ。
だけど肝心のお兄ちゃんはいなくなっていた。

探して改めてお礼を言ったら此処を去ろうと思っていた。いつまでも居座っても迷惑だし…
ふと私の耳に入ったのは土方さんの声。

土「総悟ォ！！！真面目にやれ！！！」

近くの縁側から外を見ると刀を素振りしている隊士さんがいる。そしてバドミントンのラケットを持ったお兄ちゃんも…え、ラケット？

刀を扱う男の人の姿は無条件にかっこよかったけど私の目には何故かお兄ちゃんが一番輝いて見えた。持っているのはラケットなのに。

十数分後、特訓が終わったのかぞろぞろと屯所内に戻ってくる隊士さん達。
その中で昨日の三人に声を掛けた。

山「あれ？もう治った？」

『はい、お陰様で』

土「なら良かったが」

『昨晩は本当にありがとうございました…助けていただいていなければ今頃どうなっていたか…この御恩は忘れません。いつかお返しに参りますので…』
そう言って、立ち去ろうとした。

が…