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他の隊士さんに挨拶をしたいと言うと土方さんが急遽集会を開いてくれた。感謝です。
土「新しい女中を紹介する」
土方さんに促された。
『出雲 A、と言います…今日から此処で女中として働くことになりました。どうかよろしくお願いします…』
大勢の人の前で挨拶するのは初めての経験だったからやっぱり緊張した。それに受け入れてもらえるかすごく不安だった。
ぐるりと隊士さんたちを見渡すと…よろしく、と笑顔で口々に言ってくれた。少し騒がしい様子だったけど、受け入れてもらえている感じですごく安心した。
集会が終わると隊士さんに囲まれた。
「若い女の子が来てくれて嬉しいよ!」
「これからよろしくな」
等々。一気にたくさんの人に言われて目が回りそうだ。でも、受け入れてもらえているんだな、と改めて認識することが出来た。嬉しかった。
『ありがとうございます…!』
皆さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。
山「Aちゃん!」
すると聞き覚えのある声。
声が聞こえた方を向くとそこにはお兄ちゃん。
隊士さんが私の周りにたくさんいるけれどその声はやけに鮮明に聞こえた。
山「副長が呼んでるからおいで。Aちゃん借りますね」
私のところに来ると、手を引かれてそこを抜け出た。
『わかりました、ではすみません皆さん、また後で…』
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作者名:ソラミ | 作成日時:2019年2月15日 20時