クイズ沼に引き込む計画 ページ17
その下には具体的な計画内容が書かれていた。
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�∩甓，轡�イズを知る
��水上と対戦
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▼
クイズ沼へ！
「なるほど。」
全ては仕組まれていたということだ。
なんのためにクイズ沼に引きずり込みたいのかは知らないが、とにかく仕組まれていたのだ。
水上さんが分からなかったのは、演技。
そして私はどう転んでも水上さんから一点取れたんだ。
憎いことに、最初の方で悔しい思いをさせてから点数を取れば「人間はあっさりハマる」とまで書いてある。
そして私はまんまとその計画にハマって、現在はクイズの虜。
私より彼らの方が何枚も上手だった。
...でも、私が取った一点は私の実力じゃ無かったのだと思うと、がっかりした。
*
「お姉ちゃん。」
優花姉は出かけていて、家にはお姉ちゃんと私だけだ。
「何？」
勉強中のお姉ちゃんは赤いメガネをかける。
お姉ちゃんはメガネ越しに私を見た。
「お姉ちゃんはさ、なんでクイズにハマったの？」
この質問は何十回としている。
多分これで17回目ぐらい。
「またその話？」
お姉ちゃんは可笑しそうに笑った。
「...ごめん。」
これは自覚ありなので、素直に謝った。
私は何回も同じ質問をされたらキレてしまうのに、新しい答えはないかと考えてくれるお姉ちゃんは優しい。
「...クイズはハマったっていうか、人と出会うために続けてる...。そんな感じかな。」
「どんな感じ？」
お姉ちゃんの言ってる意味が分からなくてもどかしい。
人と出会うためのクイズ？
「私の将来の夢って、企業弁護士なの。」
「それは知ってるけど。」
私の不細工な言葉にお姉ちゃんは微笑んだ。
「でも、企業弁護士になるために、ギターもピアノも、クイズも必要ないじゃない？」
確かにそう。
寧ろ夢に向かうための道から離れている気がする。
「じゃあ、なんで私はクイズをするんだと思う？」
お姉ちゃんはシャーペンを机に置くと、人差し指をくるくると回す。
「...分かんないよ。」
「人と出逢うためなの。」
もし夢に向かうための最短距離を進むなら、家にいる間はずっと勉強していればいいし、予備校、塾、大学、を行き来すればいい。
でも人生は夢を叶えることが全てじゃない。
人と付き合って、その人情に触れることが人生だと。
そのためのクイズだと。
...そういうクイズとの向き合い方もあるんだ。
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そら(プロフ) - おーちゃんさん» ありがとうございます！最近スランプ気味？で行き詰まってます...。上手く文章に起こせなくて...。ゆっくり更新していこうと思います！ (2019年10月26日 9時) (
レス) id: 3ba3df2a95 (このIDを非表示/違反報告)
おーちゃん - めっちゃ好きです。もう一つのやつも好きです。素晴らしすぎてすごいです。(語彙力崩壊) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 23068de1a1 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - え!?よろしいんですか！？ぜひお願いします！ (2019年9月11日 18時) (レス) id: 3ba3df2a95 (このIDを非表示/違反報告)
まるり - あの！イメージ画を描かせていただけませんか？ (2019年9月10日 21時) (レス) id: b4df52275d (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - まるりさん» コメントありがとうございます！文才!?嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年9月3日 5時) (レス) id: 3ba3df2a95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩 | 作成日時：2019年8月30日 18時
