サクラと俺 ページ42
実弥視点
祭りの日
お袋が手紙を渡し忘れたことで
少々ややこしくなったが…
あの日、やっとAと気持ちが通じあった。
さゆりのお節介？もあって、デートもできた。
だが……毎日あいつに会えないのがこんなに
キツイとは…
この数年間、我慢していたんだから
平気なはずだ。
はずだったんだよ…
「ちくしょー…会いてぇ…」
あいつと二人で撮った写真
可愛いな…
こっそり撮った
あいつの１人の写真を見つめてると
かわいくて、愛しくて
今すぐ抱きしめたい
欲ばかりが膨らむ
次に会った時、
自分が暴走しないかと心配だ
☆☆☆
俺は、サクラにハッキリさせないといけない
サクラとは、入学してクラスが同じで
お互いサッカー好きで、
共通の話題が多く
話が合った。
ある日
「実弥くん！私、サッカー部のマネージャーやることにしたよ！」
ニコニコしながら俺に言ってきた。
「へぇ…サッカー部のマネージャーは、
大変だぜ？頑張れよ」
俺はサクラの真意を知らずに答えた。
「私は…実弥くんのお世話したいから……」
ぼそりと呟いたのをちゃんと聞いてなかった。
高校にあがり、
慣れない寮生活と
ハードな部活。
それでも…Aの事は
いつも頭から離れなかった。
忘れたいのに
会いたい気持ちが膨らむ。
あの事件以来、これ以上俺のせいで傷つけたくなくて、離れることであいつを守ろうとした。
ずっと避け続けてただろ？
なのに、どうして今ごろこんな気持ちになる？
顔を見れないからか？
他の男のものになるかもしれないからか？
そもそもあいつを突き放したのは俺だろ……
虫がよすぎるよな……
頭の中を掻き乱される。
「クソ……」
忘れられたら、どんなに楽なんだろう
そんな時、部活で一緒に過ごす時間が多い
サクラと距離が近くなる。
サクラは、俺に優しかった。
一緒にいると楽しかった。
好きになったわけではない。
Aを少しでも忘れられるかもと……
狡いな。俺。
他の女と違って、サクラは告ってこなかった。
だから、俺には都合がよく、楽だった。
この関係が数ヶ月続き
もしかしたら俺は、
サクラを好きになれるかもしれない
そう思った。
周りからも
「あの二人付き合ってる？」
と噂されるようになり
俺も、まんざらではなかった。
いい加減、サクラと向き合わないとなと
考えた頃
アップ後、水場で頭を拭いていると相手チームが挨拶してきた
「おはようございます……」
この声……うそだろ？
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えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして！コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (
レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます！ (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね？反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ！！やっぱり実弥さんはカッコいい＆優しいのだ！！！ (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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