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デート ページ36

「この数年Aを泣かせた罰として、1日楽しませなよ」

なんだか……さゆりのペースに持っていかれただけのような気がする。

でも、日曜日の夜には寮に戻ってしまうから
出来るだけ一緒にいたいな……。
さゆりに感謝しないといけない。

何処に行くのかと聞くと、

「もっちろん夢の国に決まってるじゃーん」

「直くんには連絡しとくねー!

あ!実弥、明日……

可愛いカチューシャつけてよ?うふふ」

言いたい事を言ってさっさと自分の部屋へ行ってしまった。

「……たく…さゆりは、昔からああだよな?」
実弥は笑ってる。

「うん……本当に。でも…明日いいの?ゆっくりしなくて?」

「あぁ、来月からは、リーグ戦始まるからなかなか帰れなくなるしな……。遊びに行こーぜ」

「やった!楽しみにしてる……」

「じゃあ……また明日…」

「うん……」

明日になればまた会えるのに




離れたくない……




「ねぇ実弥……お願いがあるの」




「どうしたァ?」




「あのね……もう一度……」




「……してほしい」




「わりぃ……もう一度言ってくれ」

聞こえなかったんだ……

実弥が聞いてくる。


私は勇気を出して言った。

「キスして……ほしいの!」



言ってしまった……

恥ずかしい!!

顔から火が出る……

実弥を見ると

暫く一時停止画面のように

止まっていた。



しまった……



引いてる??



「あ…あの…今言った事は忘れて?

じゃ…じゃあ、明日ね?」


そそくさと

家に入ろうとした私の

手を実弥が引っ張る

「あ……!!」

グイっと引き寄せられ

首の後ろに手を回し


「お前かわいすぎ」


私を見つめてニヤリと笑うと


キスを落としてぎゅっと抱きしめた。


唇が離れると……


実弥が言う
「好きだ…」

私もだよ……
「私も好き……また明日ね」


「あぁ、また明日」





家の中に入り唇にそっと触れる


私は幸せ……





「なーんかいいことあった?」

さゆりがニヤニヤしながら立っていた。

「え?なんでもないよ?」

必死に誤魔化すと

「キスでもしちゃった?教えなさいよ?」

「な!何でもないから!!」

「あー!!絶対したな?」




さゆりしつこい!!!

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えのき(プロフ) - 巴さん» はじめまして!コメントありがとうございます。この先はハードにはいかない予定です( *´艸)なんせ前半がハードだったもので(*_*)こっからは甘々になるかなーと( *´艸) (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» 返信遅くてごめんなさい(;_;)泣いてくれたのね(;_;)この先は実弥さんに頑張ってもらいます! (2021年3月15日 22時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
- このまま甘々、ラブラブで終わって欲しいけどサクラちゃん黙ってないよね?反撃はお手柔らかに…ヒロインより先に私の心が折れてしまう。 (2021年3月15日 22時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 朝から泣かせるんじゃねェ!!やっぱり実弥さんはカッコいい&優しいのだ!!! (2021年3月10日 7時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 凪子さん» ここらでお互い正直になってもらわないと、書いてる方も身が持たない(;_;) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年3月1日 22時

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