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情緒不安定 ページ10

店を出ると

0時を回っていた

しまった……どうしてあの時無理やり帰らなかったのか……
いくら上司の誘いでも断るべきだった

タクシーに乗り込み帰宅する

ガチャ……

ドアを開けると真っ暗だった

寝てるのか…?

リビングへ行くとAがいた

「電気ついてないぞ?寝てたのか?」

!!

Aは…泣いていた

『実弥の……うそつき…』

「遅くなってごめん……付き合いを断れなかった」

『どこ行ってたの?』

オレは答えられず
「ごめん…風呂入ってくる」

『……』

ーーーー
A視点

実弥のジャケットからは、色んな匂いがした。

タバコ
食べ物
そして香水……?
また女の人か……

どこに行ってたんだろう……
ふいにポケットに手をいれると
指先に何かがあたる。

取り出してみると

ピアスだった

『へぇ…』

ーーーー
実弥視点

湯船につかりながら考える
Aに正直に話すべきか……
いや……そもそも、何もしていないのだから、
堂々としてればよいのではないか?

いやいや、連れて行かれたとはいえ、あんな店に行ってしまったのは事実……

「はぁ……どうすりゃいいんだぁ……」

風呂から出るとAはまだ起きていた

よし…正直に謝ろう……
「A……ごめん!」
『……』
「主任達に無理やり女の子の店に連れて行かれた」
『……』
「でも、決してやましいことはしてない。
オレは、お前以外興味ないから」

『信じられない……』

『近づいてなければこんなものないよね?』

は?ピアス?

「あ……あの女……」

『へぇ…?あの女…ね?』

『私さみしい思いして待ってたのに…』

「ちがう、A聞いてくれ」

『聞きたくない!!』

なんだよそれ……
どうすりゃいいんだよ……

「……悪かったな……」

Aを置いてリビングを出る









オレは……Aの泣き声を聞きながら

家を出た。

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設定タグ:不死川実弥 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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まゆまゆの実 - 実弥が一番好きなので続き楽しみにしてます!玄弥も好きです、玄弥のも作って欲しいです (2021年1月21日 1時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
croixdusud04231(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^-^)これからも頑張ってください(#^.^#) (2021年1月19日 18時) (レス) id: 54851fbd9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年1月19日 14時

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