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私を見て驚く実弥の肩を小突きながら宇髄様は言った。
「な？甘露寺から色々聞いたぜ？不死川の幼馴「宇髄様、それより！！」…………は？」
私は、宇髄様の言葉を遮り女給として振る舞うしかない。
「女将がお会いしたいと申しておりますので先ずはそちらでお話を……」
「へぇ。しょうがねぇな、今の話は後だ！案内してくれ」
「かしこまりました。さ、どうぞ……」
二人を裏の部屋に案内しようとしたその時だった。
「Aちゃん。とうとうお酒の席で相手をしてくれるなんてねぇ。嬉しくて早速来させてもらったよ」
よく珈琲を飲みにやってくる小説家の芥見先生が来店する。
「芥見先生…。いらっしゃいませ」
どうしよう……。実弥達以外のお相手は、画家の横山先生のみと聞いていたのに。
チラリと、二人を見ながらニヤリと笑う芥見先生。
「もちろん……僕についてくれるよね？お酒をいただきながら、君と話をする事を楽しみにしてきたんだよ」
そう言いながら私に近づき腰に手を回してこようとする先生。なんだか…昼間の雰囲気とちがう。
どうしよう、どうしよう。
どうやって答えたら良いのだろう？
つい俯いてしまうと、纏わりつくような手が離れた。
「なんだね？君は！！失敬な！！」
「失敬はどっちだァ？コイツの相手は俺だァ。わりィが、他の女にしてくれェ」
突然私の前に立ったのは……実弥だった。
だが、そんな事聞いたところで納得するわけがない。
「は？女給は、独占出来ないんだよ？ずっと君の所にはいられないはずだ！それに君は私を知らないのかね？」
芥見先生は、偉そうに言ってきた。
「は？オメェみてぇなジジイ知るわけねェだろ！！なら俺が一晩コイツ買うからよォ。それなら文句ねェだろ？」
え？…ひ、一晩？？
「い……いや、不死川様何仰るのですか？そんな戯言……」
「戯言じゃねェ！」
そのやり取りを見て笑い出す宇髄様。
「あーらら…独り占めかよ？不死川チャン、やるねぇ」
どうしてよいのか分からず黙りこんでしまうと、
椙崎さんが、奥から現れた。
「何を揉めてるのですか？あら、芥見先生いらっしゃいませ。ご指名はいつもの、かのこちゃんで良かったですか？」
「いや…今日はAちゃんに…」
すると頭を下げながら言った。
「申し訳ありません。彼女はまだ見習い故、先生のような立派な方のお相手は、許しておりません。かのこちゃん？お席にご案内して？」
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芳美(プロフ) - 前にメッセージありがとうございました♡読み始めたばかりで返事の仕方も分からず…(>_<)実弥のラスカルの画像も何故か消えてしまいました^^;これからも楽しみにしてますね♪ (2022年11月23日 18時) (
レス) @page38 id: 7b568aa020 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 実弥LOVEさん» この作品を面白いと仰ってくださり本当にありがとうございます。とても嬉しいです。パスワードですが、すみません、誰でも閲覧できるこちらではお教え出来ないので、メッセージに問い合わせいただけたらと思います(^-^) (2022年5月18日 20時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE - 暁に風想ふ。凄く面白いです。この続編のパスワード教えて下さい。 (2022年5月18日 16時) (レス) @page50 id: 46d98ab23b (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - あのぅ....えのき様！私も占ツク作家デビューしたんですよ！鬼滅の内容で、「師範はご都合血鬼術と格闘中」っていうんですけどぉ....←さらっと宣伝すみません......ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです！ (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)
しおちゃん - ひゃぁ....やっぱりえのき様の作品はどれも目から水の呼吸が止まりません....。過去作をもう一度読んでいるんですが、やはり同じところで...あぁ.....新しい発見や伏線回収でさらにキますね....。ありがとうございますぅ.....あぁ (2022年3月29日 22時) (レス) @page45 id: 00486be8b9 (このIDを非表示/違反報告)
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