お受験まで ページ35
***
事件が解決し、やっと帰って来た実弥。
あの小林さんとずっと一緒だったのは、
気になる所だけど、帰宅してすぐ私に甘える実弥に
許してやるか。うふふ。
暫く会えなかった反動なのか、普段は絶対しないお菓子でゲームしてちゅっちゅ……楽しかっt……ん?いやいや、そうではない。
すぐ控えている受験。
「これ、記入しないといけなくて。書いてくれる?」
「分かった。」
サラサラと、提出用紙に親の名前を書く。
こういう物を読んだり、書いたりすると、ああ、本当に親になったんだな。と、思う。
幼稚園デビュー
「大丈夫かなぁ……」
「どうした?何か心配なことあンのかァ?」
だってさ……。
私以外……知り合いがいたりして。
この間会った冨岡親子?だって、煉獄さんと
知り合いだった。いいなぁ、、
私には他の知り合いいない。
すんごく……アウェイの風が吹きまくってる……
「大した事じゃないよ?でも、なんか……私の周りは、お知り合いが多いのかな?って。私は、煉獄家しか知らないからさ。……それに、この間申し込みに行った時、園長先生にお会いしたんだけど……煉獄さん、先生ともお知り合いみたいで。」
園長先生、とんでもなく背が高くてさ、何故か泣いてたし?と話すと、
「へェ」と、何故か笑顔の実弥。ねぇ、ちゃんと聞いてるの?
「……ま、いいんじゃね?園長は、優しいだろうし、他の母親も入園しちまえば、そのうち仲良くなンだろ?」
何?その余裕は!!
ええ。父親はいいよね?基本関わり少ないし。
でも母親は、役員とか……云々あるんだよ。
女ばかりじゃん……
きっと、仕切ってるママがいるって!!
考えただけでこわい。
「まあ、そんな心配すンなって。何かあれば俺がなんとかすっから…な?」
大きな手で私の髪をくしゃ……としながら、顔を覗き込む実弥。
……結局私はこの温かい大きな手に安心するのだ。
「ん……。そうだよね。まだ入園もしてないのにね?ごめん、ちょっと後ろ向きになってた」
「は!しかたねェよ。拓が初めてなんだからよ」
実弥が居てくれるから。
不安も吹っ飛んだ。
数日後にある試験、、
何事もなく終わりたい!!
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柚葉(プロフ) - ドキドキ💦😵 (2023年1月7日 5時) (レス) @page49 id: d20b43a216 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんと子供が無事でありますように。母子共に無事でいて欲しいです。 (2023年1月3日 17時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - すみません。ありがとうございます。 (2023年1月3日 12時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - kanayamamoto112さん» わわ!楽しみと仰っていただきありがとうございます。益々更新頑張れます!心配になっちゃいますよね?波乱たっぷりで申し訳ないです(;゚∇゚)後程アップしますので少々お待ちを。また、ここで説明しきれないので、こみゅにメッセージしました。ご確認くださいませ。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 良かったです。ヒロインちゃんと不死川さんと子供達の親子で一緒にいるシーンが好きです。ヒロインちゃんと不死川さんの息子の拓弥君と煉獄さんと詩乃さんの娘ももかちゃんの子供達の恋の行方も楽しみです。炭治郎や禰豆子やカナヲ達の登場も気になります。 (2023年1月3日 11時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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