一触即発 ページ4
*
実弥side
Aから電話が入った。
心配のあまりつい声を荒げてしまった。
「A!お前何処にいるんだ!」
しかし、電話の相手はAではなかった。
「あんた……Aの旦那だろ?」
なんだ?この男……。
まさか……あのデカイ男か?
「つーか……お前こそ、誰だよ。どうしてAのスマホから電話してるんだァ?」
?「教えてほしいか?クク……」
はぁぁ?俺に喧嘩売ってるんか?
上等だァ
「おめぇと話すことなんざねぇ。Aにかわれよ」
?「あれぇ?そんな態度でいいのかな?Aを預かってんのは、俺なんスけど?」
『ちょっと?喧嘩ごしにならなくていいから、かわりなさいよ!スマホかして!!』
ん?後ろ?から女が喋ってる?
『電話かわりました。突然連絡させてもらってすみません。私、△△病院の看護師です、怪しい者ではありません。
奥さんが街で倒れまして、私達が病院へ運びました。お迎えに来ていただけますか?』
A……胸の奥がチクリとする
とりあえず、見つかって良かったァ……
「ありがとうございます!直ぐに伺います」
別の場所を捜してくれていた煉獄に見つかったと連絡を入れ、病院へ向かう。
─────
「すみません!不死川ですが……妻が運ばれたと聞きまして……」
病院のインターフォンで伝えると、看護師さんが入口を開けてくれ、処置室へ案内される。
廊下で会ったのは……
実「お前が……どうしてAと……」
Aの元彼……どうしてこいつが……?
俺を見ると、ニヤリと笑いながら煽ってきやがる。
悠「おいおい……助けてやったのに、お前はねぇだろ?」
女「ちょっと!やめなさいよ?ご主人に失礼よ」
一緒にいる女は、まともじゃねぇか。
とりあえず頭下げとくか。
実「妻がお世話になりました。」
女にお礼を言うと、隣にいる元彼が何故かイライラし始め、俺に問い詰めてきた。
悠「なぁ?どうしてAは、あんな格好でいたんだ?あん時……俺らが通りかからなかったら……マジでヤバかったぜ?」
実「それに関しては感謝する。だが、あんたに色々話す気はねぇ」
こいつに、話した所でなんも解決しねぇしな。
悠「知られたら困るような事……してるんじゃねぇだろうな?」
はぁぁ?
んなワケねぇだろうがァァ!!
実「何ぃ?間違っても、お前みたいなことはしねぇよ!!!」
悠「……んだと?ゴラァ!!」
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えのき(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます!褒めてくださりありがとうございます!お気に入り登録もありがとうございます!楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*) (2021年9月26日 7時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - こんばんは!読みだしたら止まらなくなって、すいすいと全部読めました!とっても面白いです!続編も楽しみにしてます!お気に入りを666から667にしてしまった罪悪感…。…でも、お気に入りにしない選択肢はなかった!ウンウン(/・ω・)/ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 5102ae8dc8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - ユイぱさん» 続編へ移行します。準備が整いましたら公開しますね! (2021年9月23日 17時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 柚葉さん» 小林さん……こわいよね? (2021年9月23日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユイぱ - 続編できるんですか?楽しみです! (2021年9月23日 16時) (レス) id: 21c5274ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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