まさかの再会 ページ3
***
こんな夜道を傘もささず、
フラフラしながら歩いてる私って……
絶対変なやつじゃん……
すれ違う人達よ。
通りすがりにチラチラ見ないでくれる?
ていうか……さっきから人の顔をジロジロ見て……
お前誰だよ……って!!
下から上に顔を上げて睨むと……
?「あれ?Aじゃね?」
夢「あ……」
?「こんな寒いのに、そんな薄着で、傘もささずにずぶ濡れじゃん。何?何の我慢大会?」
女「どうしたの?知り合い?」
?「あぁ昔のな……」
笑いながら話しかけてきたのは……
・
夢「はぁ……え?……悠……太?」
悠「つうか……お前……大丈夫か?」
真っ赤になっているであろう顔…
息切れしてる私。
大丈夫なワケがないだろう。
だが、こいつの世話だけには……なりたくない!
夢「は?余計なお…せわ…」
ふらつく私の身体を支えようとする悠太の手をはらいのけ…………ようと……あれ……ヤバ……悠太の姿が歪んでる……?
夢「あ……」
悠「あ!おい!A?しっかりしろ!!
熱っ……すげぇ熱じゃないか……。」
女「この子大丈夫?私の病院連れて行く?」
二人の声がグニャリと歪んで聞き取れない……
そのまま悠太に支えられながら、
意識を手放した
─────
悠太side
久しぶりに街でAを見かけた。
いや……正確に言うと、この雨の中、薄着で、
ずぶ濡れの女がフラフラ歩いているのを見て、大丈夫なのか?と、つい観察してしまった。
俺の視線に気づいたのか?
そいつはこっちを向いて睨んできた。
は?A?
なんて格好してんだ?
普通には、話しかけずらい雰囲気に
からかってみると、俺と気づいたが……
顔は真っ赤だし、肩で息してるし、
俺の世話にはなりたくないような素振りをしたが、そのまま倒れこんできた。
俺の今の女は、看護師。
彼女の病院が近かったため、二人でそこに運びこむ。
こんな11月の終わりの雨の夜に、
薄着でずぶ濡れ。カバンも持ってないなんて
絶対おかしいだろ。
女「悠太?彼女の家族の連絡先わかるかな?」
悠「さっきポケットにスマホなかったか?」
女「無断で申し訳ないけど…見るわね」
彼女がスマホを開く。
女「これ、彼かな?」
悠「いや…旦那だ」
女「じゃあ、ここに電話して?」
電話すれば直ぐに出る旦那
『A!お前何処にいるんだ!』
は?なんだよ、その言い方…
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えのき(プロフ) - れもんさん» コメントありがとうございます!褒めてくださりありがとうございます!お気に入り登録もありがとうございます!楽しんでもらえたようで良かったです(*^^*) (2021年9月26日 7時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - こんばんは!読みだしたら止まらなくなって、すいすいと全部読めました!とっても面白いです!続編も楽しみにしてます!お気に入りを666から667にしてしまった罪悪感…。…でも、お気に入りにしない選択肢はなかった!ウンウン(/・ω・)/ (2021年9月25日 20時) (レス) id: 5102ae8dc8 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - ユイぱさん» 続編へ移行します。準備が整いましたら公開しますね! (2021年9月23日 17時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 柚葉さん» 小林さん……こわいよね? (2021年9月23日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユイぱ - 続編できるんですか?楽しみです! (2021年9月23日 16時) (レス) id: 21c5274ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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