出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

どうして？ ページ45

＊


夕方から実弥の様子がおかしい。
話しかけてもそっけない。


帰りが遅くなったのは悪かったけどさ！
そんなに怒らなくてもいいじゃん？
それに、夕飯の時間だって、そこまで遅くないし……何が……気に入らないの？




ご飯を済ませ、片付けると子供達のお風呂タイム。いつものように、入れてくれると思ったら、




「疲れてるから自分で入れろよ」



はぁぁ？
何それ。二人入れるの……大変なのに。

もう……あったまきた！！
いいわよ！！１人で入れるから！
実弥なんかに頼らないんだからね！！





先に拓を入れ着替えさせると、すぐ結絆の肌着を広げ、バスタオルも用意しておく。
結絆をお風呂に入れて、出てくると、湯冷めさせないために当たり前のように結絆を優先。自分は裸でウロウロ……



「寒っ……」



結絆を着替えさせると
バスタオルを巻き外に出る。
布団に結絆を寝かせ、やっと自分の着替えを済ませた。


バタバタしていたにも関わらず、実弥は見向きもしない。









・








一体何なのよ！


「ねぇ！！どうしてそんな態度するの？」




実弥に気持ちをぶつけると









「ア"ァ"？……るせぇな……」

そう言うと、背を向けてしまう。







酷すぎる……

理由位言ってよ……

どうして……

何も言ってくれないの？






「……ねぇ？私、何か悪いことした？」






何度実弥に聞いてみても……

何も言わず、顔も見てくれない。





「言ってくれなきゃ……わかんないじゃん」




そう言うとこっちを向いて実弥は言った。




「は？言わなきゃ…わかんねぇのかよ…」





その視線は……凄く冷たく……
実弥ってこんな表情するんだと
初めて知った。









・









「もういい。」





そう言い残すと
その日は、実弥のいるベッドに行く気がせず、拓の小さな布団でそい寝した。






朝になっても実弥の態度は変わらず……
そのまま仕事へ行ってしまう。

何が原因なのか分からず悶々としてしまうよ




拓たちにご飯を食べさせていると



ん……なんだか頭痛い……
ゾクゾクする。
寝冷えしちゃったのか……
風呂あがりあんな格好でいたのがいけなかったかな……。

体調不良→←何を隠してるんだ？ー実弥side

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