出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

体調不良 ページ46

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あれからどうやら風邪を引いたようだ。
何日経っても良くならない。
こんな状態で……一人でお風呂入れたりしてるからかなぁ。でも……実弥は、ずっと機嫌が悪く、
協力してくれない。






今日もレッスンがあり、子供達を保育園へ
預けに行き、教室まで行く。




ーピンポーンー



インターフォンを鳴らすと
ガチャリとドアが開き、私の絵の師匠、宇髄先生が迎えてくれた。




「よオ！ん？なんか顔が地味だぜ？調子悪いんじゃねぇか？」





「あ…大丈夫です……。今日も宜しくお願いします。少しでも進めないと……あまり日にちがないので。
最初の作品は……その日までに仕上げたいんです。」





私の様子を暫くじっと見ていたが……

「ふぅん……よし。今日は短めにするか。調子悪い時に無理して作品に向き合ってもな？いいもんにはならねぇからよ？」




「はい……よろしくお願いします」




実は、先週からある絵の色を塗り始めたところ。
この絵は……あと半月で仕上げなきゃ……
その日に間に合わない。



気持ちだけは頑張ろうとしているが
手に力が入らず……筆を落としてしまう。



「よし……今日はやめだ。」




宇髄先生は、私の筆を取り上げ、片付け始める。

そして言った。

「今日の振替は、またしてやるから？もう帰って寝ろ。今日くらい子供も旦那に任せてゆっくりしろよ？」





「いえ……今……旦那と絶賛喧嘩中で……いや……
喧嘩した覚えはないんですけど。なんか……ある日を境に……ずっと怒ってて……」





私の話を聞くと

「はあ？喧嘩なんて派手にめんどくせーなぁ。早く仲直りしろよ？俺なんて、喧嘩したことないぜ？」

ハハハと笑う先生。




「送ってやるから、荷物持って玄関先に回れよ」




フラフラしている私を心配して、保育園で子供達を拾って、送り届けてもらうことになった。

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