出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

何を隠してるんだ？ー実弥side ページ44

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最近Aの様子がおかしい。


毎週決まった曜日の前の夜になると
やたらスマホをいじる。
何故か、子ども達を何処かに預けるための用意をする。




どういう事だ？




まさか……浮気か…？




いや……Aに限ってそんな訳ねぇ……。





そして明日は、一週間に一度のその日。
案の定……服にアイロンをかけたり、
出かける準備をする。




堂々としてるな……
こんなに堂々としてるなら、
変な事はしてないだろう。


Aを信じろ……
きっと何か理由があるはずだ。
あいつが言ってくるまで様子をみる事にする。









・









─────




今日は、仕事で出向いた先から直帰する事となり
いつもより早く帰宅出来る事となる。


早く帰ると、Aにメールをしようとしたが……
……待てよ？
打ちはじめたメールを削除し車を走らせる。


あいつを……疑うわけではないが…つい、煉獄の所に寄り、Aが居るか確認をしてしまった。


詩「あら？今日は、Aちゃん来てないわよ？」


実「そうっスか……。近くまで来てたんでェ、お邪魔してるならついでに迎えにと思ったんスよ」


詩「Aちゃん、本当に旦那さんに愛されてて、羨ましいです。また、いつでも遊びにいらしてくださいね」



煉獄家を出て、すぐ車を走らせると……

橋の向こうにAを見かけた。
買い物か……？あれ？子供たちが居ねぇ……





車をそっちへ向けると
俺は……目を疑った。





かなりデカくて、派手な男と二人で楽しそうに話していた。
男は…馴れ馴れしくAの頭を撫でてやがる。
Aは嬉しそうな顔を…






「クソ…マジかよォ…」






それから何処をどう走らせたか分からねぇ。
なんとか家に着けば当然誰も居ねぇ。
見まちがいじゃなかった








一体あの男は誰だァ






どうして二人で居たんだ？






なかなか帰ってこないA。
随分と時間が経ち、俺のイライラも絶頂に達するころ、子供たちを連れて帰ってきた。




つい、イライラしながら何処に行ってたんだ？と、聞くと








「……え？あ…詩乃ちゃんたちと喋りすぎて……遅くなっちゃったぁ。あ、夕飯……すぐ作るからね？」









左眉を上げながら言った。





なぁ、どうして……嘘を付くんだよ…







「ふぅん……」








俺は……怒りを必死に抑え、スマホを見つめた。




子供預けて


あの男と何してたんだよ！！！


事と次第によっては…


許さねぇからなァ

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