HiHiB少年短編集

[サマステ]Mizuki,I ページ29

井上side









井「んで、どういうこと？」









今、彼女を問いただしてる最中。←









彼女であるAは、俺と付き合ってライブに来はじめてからHiHiのファンになった。









そして今回のサマステも、自分でチケットを取って来てくれた。









そこまでは良いんだよ。むしろ嬉しいし。









でも、問題は担当。









今年のクリエまでは確かに赤の光がついたペンラを持ってた…はずなのに、


今回のサマステでは、緑。









『だって、、、色々見てたら猪狩担になっちゃったんだもん…』









井「知ってた？俺、他の人のところいったファンは吊るし上げるって雑誌で言ったの」









まあ、あんなの冗談だけど笑←









でも、さすがの俺でもショックだった。









確かにがりさんはカッコいいし、頭良いし、優しいし、

良いところめっちゃいっぱいあるけど、俺のことを見ててほしかった。









『ごめんって！でも、ちゃんと全員のこと見てた！』









井「…そうなんだけど……」









Aがちゃんと全員を見てたのは知ってる。








だって、終わった後にあいつらが言ってたから。









でもなぁ………。









井「俺よりがりさんっていうのが…」









『でもさ、好きの種類が違うじゃん！』









井「………まあね。」









『蒼弥君のことはファンとして好き。
瑞稀のことは彼女として大好き！』









井「ばーか」









顔が赤くなってるって自分でも分かったから、Aに見られないように力強く抱き締める









『だから良いでしょ？』









井「…わかった。
でも、もし彼女の方でもがりさんに行ったら吊るし上げるからね。笑」









『こわ笑』









まあ、そうなっても全力でつれ戻すけど。









Aがいないと俺ダメになるし。









なにより、側にいてほしいから。









Aに聞こえるか聞こえないかぐらいのボリュームで

井「大好き」

そう呟いた。









Aの耳が真っ赤になってたのはみないふり。

恥ずかしいし。







ーーーーーー

雑誌で瑞稀君が「吊るし上げる笑」って言ってたの思い出して書いてみました。笑

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