HiHiB少年短編集

[サマステ]Ryo,H ページ28

橋本side









橋「A、今日サマステ来てた？」









『うん…。友達が猪狩君のファンで』









橋「来るなら言ってくれればよかったのに」









いきなりだったからビックリして一瞬歌詞飛んだわ笑









メンバーにめっちゃからかわれたし









『涼君ダメって言うかなって思ったの』









橋「言うわけないじゃん笑」









知ってる人、しかもAにみられるのは恥ずかしいけど。









『今度からはちゃんと言うよ笑』









橋「うん。ならよろしい。」









でも、サマステに来てからAの元気いつもよりがないんだよね。









落ち込んでるっていうか…









サマステ中はペンラを青に光らせて、楽しんでくれてたのに。









橋「ねえ、なんか元気なくない？なんかあったの？」









『…そんなことないよ！元気元気！』





そうやって無理して笑うのやめてよ。









知り合った頃から、優しすぎて我慢しちゃうから。









橋「無理しないで？頼ってよ」









『……サマステ行って、涼君が人気だってことを目の当たりにして、涼君が遠くに行っちゃうんじゃないかって思ったの』









っ……かわいい。








俺がAから離れる訳ないのに









橋「おいで？」









ソファーで手を開いて待っていると、Aが恥ずかしそうに腕のなかに来た。







それをこれでもかっていう力で抱き締める。









『いたいよ笑』









橋「本当に俺が遠くに行くと思う？」









『信じてない訳じゃないけど、ファンの人達みんな可愛いし……。
仕事だってわかってるけど、ファンサとかに嫉妬しちゃって…』









橋「まあファンには可愛い子多いけど、それ以上にAは可愛いんだよ？それに、こんな甘えたな俺知ってるのメンバーとAぐらいだから、、自信持ってよ笑」









なんて言ったって、俺が選んだたった一人のシンデレラガールだから。









『うん。ありがとう。大好き。』









橋「俺は愛してるよ。」









これからも不安にさせちゃうかもしれないけど、ずっとAのことしか見てないから。

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