HiHiB少年短編集

[第二ボタン]Taisyo,I ページ17

岩崎side








卒業式感動した…







小学校から9年間一緒だった友達と別れるのは本当に寂しい。







それに、1つ下の後輩に好きな子がいるから、もう会えないと思うとまだ泣きそう笑








友「大昇、Aちゃんに第二ボタンあげねえの？」






岩「どーしよ…

でもなー、」






友「どうせ渡したいんだろ？告ってこいよ！！」





岩「わーったよ！フラれたら慰めろよ！」









そうは言ったけど、めっちゃ不安なんだよな…





俺なんかのやつを貰ってくれるのか…







好きな人いるって聞いたことあるし…









あー！！ダメだ！俺らしく行こう！！









・









岩「はぁっ、はぁっ、はぁっ、

……………いた」






その子のクラスである2年1組に来てみたら、誰もいない教室で泣いてた






俺のことを思っててくれたなら良いのに笑笑









岩「Aちゃん、」






『えっ？！大昇先輩？！

どうしたんですか？』






岩「話したいことがあって」









『な、なんでしょう…』








はぁ、緊張する…









岩「まずは、マネージャーとして俺たち3年を2年間支えてくれてありがとう！！」







『っ〜、』






岩「Aちゃんがマネージャーで、本当に良かったよ！！」









『あと半年、先輩たちの分まで、頑張ります！』









岩「ふは、頼もしい！！よろしくな！！





俺、ずっとAちゃんのことが好きだったんだ

よかったら、第二ボタン貰って下さいっ！！！」






『っ、、折角、泣き止んだのに、

私も、先輩のこと、大好きです』







泣きながら、そう伝えてくれたAちゃんは、本当に可愛かった





岩「ありがとう、

俺と付き合ってください！！！」







『はい、！』

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