37話 ページ40
Aside
LIVEがついに始まった。
歌いながら舞台へと立つそらるさん。
途端にハッとする。
なんで彼方みたいな声がするのかとよく目をこらす。
最初は誰か分からなかった、でも、段々と見えてきて気づく。
「かな、た…。」
勿論LIVE中にその声は誰にも聞こえずに消えていく、けど声に出さずにはいられなかった。
なんで彼方が歌い手という仕事をやっていて、LIVEをするほど人気なのか。
声を巧みに使いながら、ファンを興奮へと連れていくその姿を見ながら、手を伸ばしそうになる。
低くて、でも高くて、そんな矛盾している歌声に惹かれる。
あぁやばい、カッコよく見えすぎて。
今の彼方は、そらるさんでもあるんだな、なんて。
凄く遠く感じたけど、同時に尊敬出来ると思った。
確かに音楽関係の仕事をしているとは聞いていたけれど、まさかこんなにも人気だったなんて。
1曲を彼方は歌い上げ、次の曲が始まる。
その時に、少しペンライトを振ると、彼方と目が合った。
「ありがとうA。」と彼方は口パクで言い、ニッコリと笑った。
私の周りのファンが叫ぶ中、あまりのカッコ良さに頬を上気させる事しか出来なかった。
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彩華 - 何この神作品!私が書いてる小説とは全然違う...!良かったら私の小説読んd))))) 殺人犯との鬼ごっこっていう名前だy)))))←宣伝するな (2019年8月22日 18時) (レス) id: e742c3b57e (このIDを非表示/違反報告)
飴 - りっちゃんさん» こんな気まぐれに書いた作品を読んで頂きありがとうございますw (2019年8月19日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - ああああ!!なんで高評価って一回しか押せないんだあああ!!!(うるさくてごめんなさい) (2019年8月19日 16時) (レス) id: 75e3c0ea04 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 狂鬼さん» 先を書いてきます…w (2019年8月19日 16時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
狂鬼(プロフ) - 飴さん» お?またまたいい展開だ。あまちゅ56されねぇかなそらるんに…← (2019年8月19日 16時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴 | 作成日時:2019年8月5日 16時