26話[リクエストありがとうございます] ページ28
Aside
率直に言おう、散々な目にあった。
営業時間外にもうすぐなるという直前で、酒に酔った客が来た。
その相手をしている最中にもう先輩以外のほとんどが帰ってしまい、やっと接客が終わった。
と思えば今度は書類が残っていたことに気づき泣く泣く済ませると、今度は大雨、止む気配はない。
私、何か悪いことしたっけ。
ここまで不幸が重なると、帰る時に事故が起きそうだ。
まぁそれはいいとして、問題は駅までどう行くか、だ。
残念ながら、駅までの距離をこの大雨の中走るとなると、服を絞ることが出来るぐらいには濡れるだろう。
かといってタクシーを呼ぶのは、最近家具を買ってしまいもう無駄遣いはしたくない。
最悪だ、いつもなら折り畳み傘を持っていたり、あるいは残っている社員に借りるのに。
もう本当に仕方がない、走って駅まで行くか、意を決して。
そうして、私は雨の中屋根の無き夜を走る、つもりだった。
結局出て10秒後、すぐに屋根の下に戻りスカートを絞る。
これだけしか浴びてないのに絞れるのか…。
もし駅まで走っていたらこれでは済まないのかと思うと…。
絶望に浸り始めたその時。
1つの希望が私に声をかける。
｢あれ？A？｣
｢か、彼方…。｣
傘をさしながら声をかけてくれた彼方は私を見るなりに、｢2度目は流石に。｣と透けている服を着ている私にタオルをかけてくれた。
｢なんでここに…？｣
｢えっと…打ち合わせがあって……Aこそなんで？｣
｢色々な不幸が重なっちゃって…帰るすべが無くなったからどうしようかなって言う模索中。｣
｢？そんなの俺の家来たら良かったじゃん。｣
｢え？｣
｢すぐ側だよ、俺の家。｣
｢そうなの…！？｣
驚きだ、都内だからマンションが見えなかったのもあるけど。
｢……来る？｣
｢お願いします。｣
良かった、本当に助かった。
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彩華 - 何この神作品！私が書いてる小説とは全然違う...！良かったら私の小説読んd))))) 殺人犯との鬼ごっこっていう名前だy)))))←宣伝するな (2019年8月22日 18時) (
レス) id: e742c3b57e (このIDを非表示/違反報告)
飴 - りっちゃんさん» こんな気まぐれに書いた作品を読んで頂きありがとうございますw (2019年8月19日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - ああああ！！なんで高評価って一回しか押せないんだあああ！！！（うるさくてごめんなさい） (2019年8月19日 16時) (レス) id: 75e3c0ea04 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 狂鬼さん» 先を書いてきます…w (2019年8月19日 16時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
狂鬼(プロフ) - 飴さん» お？またまたいい展開だ。あまちゅ56されねぇかなそらるんに…← (2019年8月19日 16時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴 | 作成日時：2019年8月5日 16時
