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25話 ページ27

Aside






「彼方にご馳走様って2回も言われた…。」


頬をぱちぱちと叩きながらそう言うと、彼方は笑いながら、「だって美味しいんだもん。」と言う。


「美味しいって……食べ物じゃないのに。」

「いいの、キス魔にとってはキスが主食です。」


「なんてね。」と言う彼方をちょっとだけじとーっと効果音がつくような目で見てから、「これからどうする?」と聞くと。


「正直に申しますと、あんまり動きたくないのです。」

「仰る通りです。」


周りは子連れや若いJK辺りの子ばかり。

私達大人は、これだけで疲れていた。


「昼からの参加なのに疲れるって、もう俺おじいちゃんなのかも。」

「じゃあ私おばあちゃんだね。」

「随分若いおばあちゃんなことで。」

「彼方こそ。」

「俺はもう三十路。」

「三十路はまだおじいちゃんじゃないよ。」


そんなことを言いながら、近くにある椅子に座る。

「1個しか乗り物乗ってなくて、やっぱり勿体ないかな?」

「いいよ、並ぶよりは。それに俺は満足だったし。」

「……私も今日はすっごく楽しかった。」


いつもは県外に行くなんてなかったから、楽しかったし、何より、学生時代以降行ってなかった遊園地に、彼方と行けたのが1番の理由だ。


「……どう?人前でキスすることに慣れた?」

「う、うーん……慣れるとかよりも、人の事気にする余裕無くなっちゃうな…。」

「確かに…。」


もうすぐ夕方になるから帰ろうかと話し、帰る準備を整えると彼方が一言。


「でも、ここはここで良かったな、可愛いAを見れたし?」

「んなっ…!?」




ニヤリと最後にそんな発言をされ、遊園地デートは幕を閉じたのだった。

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彩華 - 何この神作品!私が書いてる小説とは全然違う...!良かったら私の小説読んd))))) 殺人犯との鬼ごっこっていう名前だy)))))←宣伝するな (2019年8月22日 18時) (レス) id: e742c3b57e (このIDを非表示/違反報告)
- りっちゃんさん» こんな気まぐれに書いた作品を読んで頂きありがとうございますw (2019年8月19日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - ああああ!!なんで高評価って一回しか押せないんだあああ!!!(うるさくてごめんなさい) (2019年8月19日 16時) (レス) id: 75e3c0ea04 (このIDを非表示/違反報告)
- 狂鬼さん» 先を書いてきます…w (2019年8月19日 16時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
狂鬼(プロフ) - 飴さん» お?またまたいい展開だ。あまちゅ56されねぇかなそらるんに…← (2019年8月19日 16時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月5日 16時

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